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白金系貴金属の値動きの差を読む

 中国政府も深刻な大気汚染に対応するため、ディーゼル車の排出ガス基準を「国4」(欧州基準の「EURO4」に相当)、および18年からガソリン・ディーゼルに対する同「国5」の導入を決定しています。大気汚染が社会問題化しており、世界保健機関(WHO)によると北京は世界で最も大気汚染のひどい都市の1つです。排ガス規制については、中重型ガソリン車を除く全車種を対象に、11年7月の排ガス基準「国4」導入が計画されていましたが、ディーゼル車については、燃料の供給体制が未整備であったことから適用の延期が繰り返されてきましたが、今回の決定には、国家環境保護部と品質監督検査検疫総局による公表だけでなく、これらの上部組織である国務院により明確な指針が打ち出されており、規制強化の実現(触媒需要増加)に向けた中国政府の強い意気込みがうかがえます。

 以上の観点から、パラジウムのより強い堅調が予想されますが、プラチナも長期ストライキによる需給タイト感は継続意見通しで、パラジウムとの値差・比価もリーマンショックでプラチナが暴落した頃の水準以下にまで下落(プラチナの割安・パラジウムの割高)しており、南アの生産コスト水準や、南ア白金鉱山の再編等を考慮すると、リーマンショックや、欧州債務危機のような金融ショックがなければ、現在の三角保合い(月足ベース)をパラジウム同様、上に放れる展開となるのではないか?と見ます。

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