実勢悪から大きく売られる金

 WGCによると、第1四半期の中国の金の需要は前年同期比18%減、インドでは同26%減となっている。第1四半期がここ数年、年間で最も需要が旺盛なだけに、需要減の与える影響は深刻な状況といえる。中国・インドとも時期的に不需要期に入るため、金の実勢悪を助長するとみる。
 NY金の日足のチャートをみると、ボリンジャーバンドに沿ってきれいに下落しており、下げがまだ始まったばかりともいえる。期近つなぎの週足でみると、50週移動平均線のもみあいから下振れしており、昨年末の安値を試す動きも予想される下向きのチャートを形成している。
 NY金は6月に入って1220ドルから1230ドルを射程圏に入れた一段安を演じると考えられ、6月第一週のイベントで悪抜けにつながる動きになるかどうか注目したい。
 東京市場では金と白金のサヤ幅拡大を映して、金の値位置が割安との指摘もよく聞かれるが、ファンダメンタルズが全く異なる市場であり、金の値ごろ買いの理屈にはならない。素直にファンダメンタルズの悪い金を売るべきである。

NY金週足50週平均線

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