金価格の1,400ドル突破時に警戒されたこと

もっとも、金価格は1,400ドル台を回復していると言っても、金市場に対する投機マネーの流入が活発化している訳ではない。シリア情勢を受けての退避需要発生といった観測もあったが、米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告(8月27日時点)によれば、ファンドの買い残高は前週比-1,274枚の15万0,074枚となっており、最近の15万~15万5,000枚のレンジ内での小動きに終始している。金価格高騰の原動力は、売り残高が前週比-1万9,167枚の7万1,785枚となったことであり、その意味では昨年9月から今年6月にかけて600ドル幅の急落となったことに対する、自立反発の範囲内の値動きに留まっている。価格スケールの把握が難しいが、概ねこれまでの急落に対する三分の一戻しを達成したのが現在の価格水準である。

ここで金市場に再投資するテーマ設定が可能になれば金価格は「自立反発」から「上昇トレンド」にステージを切り上げることになるが、現時点ではそこまでの転換は確認できていない。

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