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ゴムの2月限納会値は立派!?

 東京ゴムRSS3号先限は21日に190円40銭まで急騰したと思ったら、28日には再び急落して、171円70銭まで突っ込み、2月4日の安値165円60銭にあと6円10銭に迫った。再び急落を強いられたのは新型コロナウイルスによる感染が欧州や中東に拡散、それを嫌気してニューヨークダウは2万6,000ドル割れする過去最大の下げ幅となり、ニューヨーク原油も45ドル台へ下落、昨年1月以来の安値まで崩れたことを嫌気したものだ。

 もっとも、株や原油が大幅に下げたものの、新型コロナウイルスの震源地である上海総合株価指数は2月21日の3,058.90ポイントから25日には2,943.72ポイントと高値から115.18ポイントしか下げていない。

 一方の上海ゴム中心限月(5月限)も2月21日のトン当たり1万1,830元から28日の1万0,665元まで1,165元安、国内に換算してトン当たり1万8,080円、キロ当たり18円ほどの下げに見舞われた。

 これに対して、東京ゴムRSS3号先限は21日の190円40銭から28日の171円70銭まで実に19円ほどの下げに見舞われており、余りにも下げ過ぎであることが判る。

 シンガポールRSS3号期近も21日の164.80セントから27日の160.50セントまで4セント強の下げにとどまっている。国内換算5円弱の小幅安にとどまっていることは、やはり、タイ産地の現物高が背景にあるのかも知れない。

 そのタイRSS3号の27日のFOB価格(3月積)はバンコクで51.65バーツ、国内換算178円70銭、ソンクラでは51.40バーツで同177円84銭と底固い。本来であれば新型コロナウイルス拡散で天然ゴムの需要減退懸念を背景としており、産地価格も下落するのが普通だが、そうならないのは、タイ産地が季節的な乾期に移行、天然ゴムの減産に加えて真菌病も影響しているものと思われる。

 東京ゴムRSS3号の2月限納会は受け渡しが574枚に急増したが、それでも、納会値は164円10銭と1月限納会値の163円50銭をわずかとはいえ上回った。受け渡し574枚のなかには多くの供用期限切れ玉が含まれていたことは想像に難くなく、それでも高納会で幕を引いたことは期近の底入れを意味していよう。
 
20200228上海ゴム週間足 

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