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ゴムは春に向けて200円大台突破狙う

 東京ゴムRSS3号先限は先週21日に190円台をつけた。2月4日の安値165円60銭からの上げ幅は24円40銭で、1月17日の208円70銭から2月4日の165円60銭までの下げ幅43円10銭に対しての半値戻りは22円ほどだから、すでに半値戻り以上に達した計算だ。

 2月4日の安値165円60銭は中国で春節明け以前から新型コロナウィルスの感染が拡大、そのショック安に見舞われたからだ。

 ただ、ここで注目したいのは、承知の通り中国中心に感染が拡大しながらもニューヨークダウ(ダウ工業株30種平均)は史上最高値を更新、原油高に加えて白金まで1,000ドル台を回復した。その後、白金は売られて900ドル台に舞い戻ったが、それにしても、株、原油、白金、パラジウム、ゴムなどの上昇が目立ったのは米国の景気良好だけでなく、中国の景気対策が好感されているといえまいか。

 要するに、目先の悲観材料よりも、その後の改善期待、景気回復に市場の目が向いていると見ることが出来る。足元では、日本でもイベントの中止が目立ち、観光地の人出が少なくなってはいるが、このような時こそ、先行きの明るさに期待する。そんなムードが株式市場や商品市場に見えるような気がしてならない。

 あらためて、東京ゴムRSS3号先限に目を向けると、昨年10月3日の安値154円30銭で大底を形成したが、その背景には東京商品取引所の在庫増大(昨年4月末の1万3,171トン)による強い圧迫があったことは否定出来ない。

 そして、今年2月4日の安値165円60銭が新型コロナウィルス感染ショックであり、1年間の供用期限切れ現物の集中発生が背景にあったといえる。

 その165円60銭が2番底となったのは、中国の景気後退懸念、新型コロナウィルス感染拡大という大きな弱材料を相場が織り込んだからだが、その証拠に東京ゴム先限は165円60銭から早くも約25円水準を上げている。

 それでは、今後、165円60銭の2番底を割り込んで154円30銭(昨年10月3日)の底割れになるような材料はあるのか。それは、『ノー』である。春に向けて、世界最大の天然ゴム生産国であるタイが乾期に突入、5月まで天然ゴムの減産期による供給減少が明らかだけに、強気相場を継続すると見る。次は200円大台突破が目標になるが…。
 
20200221東京ゴム週間足
 

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