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春には呼び出し相場のシナリオを描く

 東京ゴムRSS3号は当限(2月限)が大波乱だ。先週12日に138円まで下落し、1月30日の164円30銭から約26円も急落したと思えば、翌13日には157円60銭まで上昇、前日比14円60銭高を演じるなど目まぐるしい展開となった。

 要するに、当限の138円はタイRSS3号の輸入採算が190円前後というから、幾ら供用期限の迫っている現物が渡されるといっても割安過ぎる。恐らく、そこまで下落した段階で新たな買い手(受け手)が出たはずで、それが13日の14円60銭高につながったといえるだろう。

 その意味で今週21日の2月限納会がどのような価格で納まるか、受け渡しがどれほどなのか見る必要がある。

 先週13日現在の当限取組残は616枚と多く、これがどれほど整理されるのか。市場の受け渡し予想は600枚ほどとの声もあるが、仮にその通りだとしたら、2月で3,000トンの現物が実需筋に引き取られることになり、3月限への圧迫は薄れるだろう。

 3月限と4月限のサヤを見ると6~7円と少なく、2月限と事情が違うことを価格が物語っているといえまいか。一説に、『3月限の供用期限切れ玉は200枚を下回るのではないか』(事情通)が本当だとすれば、2月限納会後は期近の重みが軽減されるはずで、その動きを良く見守る必要がある。

 中国を震源地とする新型コロナウィルスによる肺炎拡大が中国の新車販売にマイナスに働く可能性が強く、なかなか、本格的な上昇相場につながるのは難しそうだが、だからこそ、安値を買い拾う作戦も有効だろう。

 というのも、市場が弱気の時こそ、価格が上昇するほどに売りたくなるもの。つまり、新規売りが出やすいほどに、いざ、相場が上昇へと転じた時に、売方の踏みによって上昇力に弾みがつくものである。

 春に向けてのシナリオは、供用期限切れ玉が売方の手から納会でまとまって渡され、それを実需筋が納会で受けて消費すれば、東京商品取引所の指定倉庫在庫は減少に向かうはず。在庫が減少すれば相場が上昇して採算に乗れば輸出業者がタイから東京へと現物を運ぶ。3月からは恐らく産地から新たな現物を運ぶ、いわゆる呼び出し相場を形成する可能性もあり、その時には東京ゴムRSS3号先限は200円大台を狙って上昇すると見るが、果たして、こうしたシナリオが実現するかどうか。
 
上海ゴム
 

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