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ゴムは引き続き安値波乱を継続か

 東京ゴムRSS3号は先週末に再び売られて不安定な市場が続いている。

 これは中国を震源地とした新型肺炎が拡大、中国国内だけで感染者が3万人を突破、その不安が増幅されているからだ。承知の通り、中国は世界の工場といわれているが、そのなかで自動車部品も例外ではなく、中国の自動車生産はもちろん、中国からの部品供給が途絶えた場合、たとえば、韓国や日本、更には欧州までも巻き添えにしての自動車生産減少を招きかねない。

 それだけではなく、中国自体の新車販売にも影響が出かねず、そうした不安が相場を圧迫する恐れがある。中国での感染者がピークを迎えて減少に転じれば、今度は自動車生産や販売の増加見通し、タイヤ需要の増加で一転、ゴム相場は反発しようが、そのメドがつくまではどうしても圧迫要因となるだろう。

 ゴム相場の安値要因になるのはもちろん、上値抑制要因になることが予想され、暫くは安値低迷を余儀なくされると受け止めるべきか。

 ポイントは市場が冷静さを取り戻した時に、東京ゴム先限がどこで値固め出来るのかだ。それが170円を維持したまま値固めが可能か、それとも再度170円台を割り込んで、160円後半あるいは160円前半で値固め出来るのか。安値揉合のなかで、『売られても売られても相場が下げ渋って底固くなった時』、そこが絶好の買い場になると見るが、そうした局面が2月中にあるのか、3月中なのかは、新型肺炎感染にブレーキがかかるタイミングと合わせて注意深く見るべきではなかろうか。

 東京ゴム先限のケイ線を見ると、目下のところ、昨年10月3日の154円70銭が大底、2月4日の165円60銭が二番底と見立てることが出来るが、とりあえず、2月4日165円60銭が強力な支持線になるのか見守る必要がある。

 一方、上海ゴムの中心限月(5月限)のケイ線を見ると、昨年8月5日のトン当たり1万0,230元、今年2月4日の1万0,280元で”W底型“になっている。先週7日の安値は1万1,230元で、2月4日の安値よりも約1,000元高い水準にある。1,000元を国内換算するとトン当たり1万5,730円、キロ当たりで15円70銭ほどになる。

 上海ゴムが前述のW底を下回ってしまえば、東京も再度の大崩れが予想されるが、新型肺炎の国内の感染者が3万人を突破したと伝えても、上海市場は冷静であり、まだ、安値波乱が予想されるとはいえ、W底を下回ると見て売るのはリスクがある。

 2月から4月、あるいは5月にかけてはタイ産地が乾期、天然ゴムの生産が落ち込む時期で、新型肺炎感染拡大による天然ゴムの需要減を相殺出来るかどうかもポイントになる。
 

 

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