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ゴムは天井を打ったのか2番底形成か

 東京ゴムRSS3号が大波乱だ、1月24日は前日比4~9円安、27日も当限を除いて同7~10円安を演じたかと思えば、28日は前日比3~4円高、29日も同4~7円高、30日は再び反落して前日比4~6円安を強いられた。先週末の31日にはようやく落ち着きを取り戻したが、波乱のなかで今後の相場を予測するのは正直いって難しい。

 特に新型肺炎が拡大して中国だけでもその感染者が1万人に迫り、2002~2003年に大流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の全世界感染者8,096人を上回っているだけではなく、終息のメドすら立っていない。

 これによる中国経済への影響も少なくなく、同国内での新車生産及び販売にマイナスに働くことは間違いない。自動車生産はともかく、新車販売に悪影響を与えることも確かで、世界最大の新車販売を誇る中国へのダメージは天然ゴムの消費減少懸念に結びつきかねない。

 ただ、『中国国内での新車販売に影響を落とすかもしれないが、新型肺炎に終息のメドが立てば市場のムードに変化が出るはず』(市場関係者)の見方もあり、過度に警戒する必要があるかどうかだ。

 その意味では今週明けの月曜日から取引が開始される上海株式市場とともに、上海ゴム市場がどのように始まるか注視するべきだろう。

 もう一つは、2月入りとともに、タイ産地では乾期に移行して天然ゴムの生産量が減少、特に3~4月にもっとも減産幅が大きくなる。

 しばらくは新型肺炎の拡大によって、天然ゴムの消費減退不安を排除するのは難しいかも知れないが、一方で2~5月のタイ産地における減産期で供給が減少することも頭に入れておかねばなるまい。

 昨年10月3日の154円30銭から今年1月17日の208円70銭まで上げ幅54円40銭に対して、1月17日の208円70銭から27日の170円まで38円70銭安の暴落劇を演じたが、果たして、これで基調が確実に戻り売りの相場に転換したのかどうか。

 これだけ下げれば、『相場は売り転換した』と見るのが常識かも知れないが、昨年10月3日の154円30銭に対して、今年1月27日の170円が2番底と見ることも出来まいか。

 新型肺炎拡大で戻り売り基調を強めるなかで、あえて、『下値固めが済めば、再び反発する相場』と見たい。
 
20200131上海ゴム月間足
 

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