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ゴムは依然として強気筋有利の環境

 東京ゴム先限は先週17日に208円70銭まで上昇、4月限及び5月限も200円大台乗せとなった。また、1年間の供用期限切れ接近玉が納会で品渡しされると予想される2月限と3月限も一代の高値を更新するなどの強さを示している。

 このように、予想外の強さを示す背景には最初に述べたように、当限を除いた限月が一代の高値を更新し、力関係が完全に強気勢力の範囲内にあるからだ。要するに、『買方はどこで手仕舞っても利食い可能』とはいい過ぎかも知れないが、目下の市場は海外勢の買い気が強く、弱気筋も真正面から売り向かえない力の差があるということだ。

 それだけではなく、需給面でも強気を支援する内容が目立つ。一つには2月以降、タイでは季節的な減産期に突入し、春までは供給不足の時期に移る。特に、昨年はタイ、インドネシア、マレーシアで発生した真菌病で世界の天然ゴム生産量はざっと80万トンの減産に見舞われたと伝えられる。

 また、タイ北部では干ばつが続いており、例年よりも早い“乾期入り”といわれており、減産の速度が早まる恐れがあるという。

 それでなくとも、先高人気もあってか、タイRSS3号の日本向けオファーは200円前後まで上昇しており、産地減産期入りの本格化とともに更に値上がりする恐れもある。

 中国では海南島、雲南省では減産期でゴム樹のタッピングは中止されているといい、中国の手当買いも予想されている。

 問題は先行きの高値を幾らに見るかだが、先限は昨年3月4日の高値209円50銭に接近しているが果たしてどうなるか。

 これを抜くと次の高値は2017年9月6日の234円70銭となるが、210円、220円のフシ目ではそれぞれ修正安が予想されている。

 期近3本と期先3本の価格が大幅に違うのは1,2,3月限に1年間の供用期限切れ現物が納会で品渡しされる可能性があるからだが、とりあえず、1月限納会(27日)がどのような結果になるか注目すべきだ。平穏納会であれば受け手が積極化している現れで、期近の重みが軽減されるかも知れない。

 逆に安納会を強いられれば、4月限以降が売られる恐れもあるが、そこでつけた先限の安値は買い拾うべきと思われる。
 
20120117シンガポールゴム週間足
 

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