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実勢悪からトウモロコシは一段安

 米国トウモロコシの実勢悪が再認識された結果、シカゴトウモロコシは16日にかけて急落を強いられることになった。

 10日に米農務省が明らかにした2019年度の米国トウモロコシの最終生産高予想は136憶9200万ブッシェル(イールドは168.0ブッシェル)で、昨年11月予想の136憶6100万ブッシェル(同167.0ブッシェル)を上回り、さらには事前予想上限も上回る、かなり弱い内容だった。主産地アイオワとイリノイのイールドが引き上げられたためで、前年度の143憶4000万ブッシェル(同176.4ブッシェル)を下回るものの、トレンドイールドの167ブッシェルを上回る、豊作といえる内容と評価できる。

 しかしながら、シカゴトウモロコシは知ったらしまいやテクニカルな買いに、発表後に上伸し、期近3月限は3.90ドル台回復もみせた。ただ、今回もその3.90ドルが戻り目標となり、20日移動平均線も上抜けなかったことで、テクニカルな売りに値を消す過程で、実勢悪が改めて認識され、急落につながったといえる。

 10日に米農務省は需給報告も明らかにしているが、米国トウモロコシの輸出需要は前年度比14.0%減で、前月の10.4%減から減少率が拡大している。それでも、年明けに発表された過去4か月間の輸出検証高累計は前年同期比で54%も減少しており、まだまだ、需給報告での輸出需要の下方修正はかなり甘い水準といえる。残された8か月間で、これまでの倍以上のペースで米国トウモロコシが輸出されない限り、需給報告の水準を達成するのはほぼ不可能。
 
CBOTトウモロコシ期近3月限日足と20日移動平均線
 

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