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40年ぶりの高値をつけた金相場のこれから

 新年、2020年は米トランプ政権がイランに軍事的な攻撃を仕掛けるというショッキングなニュースで幕開けし、その影響で原油の供給不安が広がったため、ニューヨーク、ロンドン、東京の各原油相場が高騰することが世界のトップニュースとして報じられた。しかし、実際に原油相場以上の値上がりを示したのが金市況であり、NY金、東京金ともに記録的な高値圏まで高騰した。

 国内の金地金の小売価格は1980年以来40年ぶりの高値圏まで上昇。国内大手地金商が公表する15日時点の金の地金販売価格は1グラム6047円(税込価格)と6000円の大台に乗せ、過去最高値である6495円が射程圏内に入ってきた。また昨年5月の安値を起点として25%の値上がりを記録、1999年から2000年にかけてのグラム800円の時と比較すると7倍以上の値上がりとなっている。

 東京商品取引所の金先物相場も1月8日に一時5574円まで上昇し、大発会のときの高値を抜いて、上場来の最高値を更新した。なお東京商品取引所で金先物の取引が始まったのは第2次オイルショック直後の1982年3月のことである。

 国際指標のNY金は年明け早々の6日に1590ドルまで上昇して昨年の高値を抜き、2013年以来7年ぶりの高値を更新。さらに米国によるイランに対する軍事的な攻撃の後、イランが報復措置としてイラクにある米国の軍事拠点を攻撃したことが材料視されて一段上げとなり、8日に1613ドルまで上げる状況となっている。

 ただし今のところ米国、イランともに軍事的な動きを抑制し、平和的な解決を模索する状況となっていることから、ひとまず中東の地政学的リスクが沈静化する方向にあるため、金、原油ともに値動きは落ち着きを取り戻しつつある。
 

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