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200円大台を突破したが今後は…

 東京ゴムRSS3号先限は12月13日に米中貿易協議の進展を背景に204円70銭まで上昇して200円大台突破した。10月3日の安値154円30銭からの上げ幅は50円40銭に達した。それ以前の高値は6月7日の207円90銭で、その高値にあと3円20銭だが、6月7日の207円90銭から10月3日の154円30銭までの下げ幅は53円60銭で日柄はざっと4ヵ月。

 これに対して、前述の通り、10月3日の154円30銭からの上げ幅は50円40銭で、日柄は2ヵ月少々であり、今回の上げが如何にハイスピードであったか判ろう。

 本来であれば、これだけ急な上げであり、シンガポールRSS3号のRSI(相対力指数)の90ポイント台、東京ゴムRSS3号及び上海ゴムもそれぞれ70ポイント台まで上昇して、テクニカル面では、いつ急落してもおかしくない。

 ところが、前述の3市場ともに高止まりしているだけに、ウカツに売ることが出来ない。弱気投機筋もこうした相場を見て、『しばらく様子を見るしかない』と受け止めており、だから余計に相場が高止まりしてしまうのかも知れない。

 さて、問題は今後の展開だが、正直いって、“難しい”の一語に尽きる。ただ、そうしたなかで、東京市場が200円大台を突破し、タイ産地との間で現物の成約が進む可能性がある。更に、210円手前で反落すれば、6月7日の高値207円90銭とで、“Wトップ“の姿になり、警戒の声が強まるかも知れない。

 もちろん、その高値を抜いて210円台に上昇すれば話は別だが、しかし、それ以上に目先の修正安リスクを考慮すると、『ここからの高値を追ってまで買うメリットがあるか。デメリットが大きい。』ということになりかねない。

 現在の水準から買うのであれば少なくとも220円、欲をいえば230円を見ないと魅力はなく、果たして、今回の相場が、そこまで上昇するかとなると疑問符がつく。

 目先的には先限でなかなか210円台を付けることが出来ずに、それに時間を費やすと、年末を控えて海外筋の利食売りが先行、急落する可能性もあると見る。

 反対に、200円を突破したものの、6月7日の高値を抜くのに時間を費やせば、これまたそれを嫌気して急落のキッカケになるので、その動きから目を離せない。

 目先的には米中貿易協議進展を買い切ると修正安が予想され、その修正後の反発で、戻り新値を取ることに時間がかかると天井人気を強める恐れもあろう。来年1月は天然ゴムの世界最大生産国であるタイが年間最大の増産期に入ることも頭に入れておきたい。

 目先は上値があるかも知れないが、さほど上値があるとも思えない。当限と先限の順ザヤ幅25円前後が更に拡大するかどうか。拡大するようならば売りチャンスと見るが…。
 
20191213シンガポールゴム週間足
 

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