ここは買い玉の利食を優先!?

 東京ゴムRSS3号は先週末に先限が7月25日の188円90銭を抜いて190円強まで水準を上げた。当限も170円を突破するなど上げ足を早めた。これは上海ゴムの中心限月(2020年1月限)が先週22日に1万2,845元まで急騰、今年6月12日の1万2,550元を軽く突破して、3月4日の高値1万2,960元に接近したからだ。

 原因は、『パームオイルで儲けたファンドがゴム市場に買い介入したことがキッカケ』(市場関係者)というが、『インドネシアで拡大しているゴム樹の真菌病発生による減産懸念を材料にしているのでは…』(同)というが、例年、11月は上海ゴム在庫が供用期限の関係で大量の除外が発生し、在庫が急減することもプラスに働いているという。

 確かに上海市場では昨年11月16日時点で56万9,000トンの在庫があったものの、翌週の23日には36万6,600トンと前週比20万トン以上も減少している。

 今年の上海ゴムの在庫は11月15日現在で49万0,706トンあるが、そのうち、20~25万トンが供用から除外されるとの見方がもっぱらで、22日現在では20万トン台に減少する可能性があり、今週はその確認相場となる。

 ところで、目下のゴム相場に対して、弱気筋は、『予想以上の上げ相場』と受け止めている。というのも、東商取(東京商品取引所)のゴム指定倉庫在庫が依然として1万2,000トンからある。しかも、1年間の供用期限切れ現物がこれから発生し、それがために、『いずれはバーゲンセール相場がやって来る』と読んでいた。

 ところがである。当限はすでに170円台を上回っている。10月限納会の147円10銭(受け渡し209枚)から比べると、すでに20円以上も水準を上げている。こうなると、『余り物値なし』といった見方に変化を生じ、『安い現物なら買いたい』に市場のムードが変わりかねない。

 今回の上昇が本物かどうかだが、先限は10月3日の154円30銭から190円まで36円ほど水準を上げており、苦しい立場にあるのは弱気筋。攻守ところが変わっているが、ただ、先限はタイRSS3号の輸入採算を上回っているほか、RSI(相対力指数)も警戒のシグナルを発している。ここは買い玉の利食を優先させたいところだ。
 

 

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