中央銀行と金ETFの買いが絶好調

 今週WGCから発表された「ゴールドデマンドトレンズQ3,2019」によると今年度1-9月累計で中央銀行の購入(547.5トン)と金ETFの増加(377.1トン)が約925トンと金の大きな押し上げ要因となっている。

 中央銀行など公的機関は、2010年以降保有金の売却から購入に回った。特に昨年から中央銀行の買い意欲がかなり旺盛になり、2018年は過去最高を更新、今年度も昨年を上回りそうな勢いである。

 大方の中銀は金は、実物資産としてディフォルトリスクがないことや、歴史的地位、長期的価値の保持を目的に外貨準備に組み込んでいる。中でもロシアや中国は、米国FRBが8133.5トンも金を保有していることで対抗して爆買いに走っている。また、トルコ中央銀行は、リラ暴落防止のため、信用裏付けのため金保有を増加させている。

 米国が10年ぶりに7月に利下げ、その後も9月10月のFOMCで連続利下げの決定。世界的な金融緩和政策、利下げ傾向が金相場を押し上げる。さらに世界経済の先行き不安、中東、北朝鮮など地政学リスクなどを背景に安全資産として逃避マネーがETFに流入、主要金ETFであるSPDR金ETF、iSharesETFなどが投資マネーの受け皿となっている。この流れは今後も当面続きそうだ。東京金は8月に5000円台に乗せたあと、9/5には5304円まで値を飛ばし、その後は5200円前後の持ち合いとなっている。直近では、株高、ドル高を受けて下押し圧力が強いが深押しはないと見る。5100円台の突っ込みは買い場提供か。
 

 

 

 

 

 

 

 

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