東京原油は押し目買い!?

 17日に米EIAが発表した週間石油在庫統計で、原油在庫は前週比928.1万バレルも急増し、5週連続で原油在庫が増加している。5週間で1878.2万バレル、4.5%も増加している。

 原油在庫の増加の主因は製油所稼働率の低下といえ、稼働率は95.1%から83.1%に急低下している。製油所の多くが時期的に定期修理に入るためで、11月後半から稼働率は回復する傾向にある。ちなみに、日本の定期修理のピークは梅雨の期間中である。

 米国の原油増産も原油在庫の増加に寄与しているものの、製油所稼働率の低下は時期的要因だけに、WTIの売り材料になり切れず、52ドル台までの下落は買い場提供となっている。

 チャート上ではまた20日移動平均線を試すとみられ、これを上抜けると、一目均衡表の雲の下限である55ドル台半ばを試すと考えられる。

 サウジの石油施設やイラン船籍のタンカーへの攻撃など、供給不安から一時的に急伸した後、急反落を強いられているが、それでも50ドル台前半では底固い動きをみせている。

 12月にはOPECと非OPECの協議によって2020年の協調減産の延長、さらに協調減産幅の拡大などが議論される見通しと、何度もOPEC事務局長が指摘しており、相場の支援材料になっている。また、世界の需要鈍化も指摘されているものの、世界的にこれから石油の需要期に入るだけに、売りにくくなっているとみられる。

 その状況の下、海外原油は下値を切り上げ、戻り賛成も伺える。
 
WTII期近12月限日足と20日移動平均線、一目均衡表
 

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