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投資は孤独な作業・しかし管理者は絶対必要

 TOCOM SQUARE TVの視聴者からのご質問の一つに「自分の意見は隠し通すのは鉄則ですか」というものがあった。自分が得た知識を人に話さない、または知らないふりをするという意味とのこと。

 これに対し私は「日本人は情報を共有することを躊躇しませんが、中国人は隣の同僚に決して情報を見せないと言われます。国民性と、それだけ競争が激しいからだと思いますが、組織の中で出世することと、相場に勝つことは全く違うと思います。

 私は性格上誰とでもあけっぴろげに情報を開示してきました。その方が情報を集めやすいためです。『損して得を取れ』というのが私の哲学でした。まず先に自分が損をしてみせて、相手の懐に飛び込み、仲間として認めてもらって業績を拡大するというやり方です。華僑や名古屋や大阪の商人と取引するにはこの方法が最も効果的でした。華僑との取引は自分だけが儲けるとその後決して儲け話をくれません。いつも利益は折半するという姿勢を見せて初めて、相手は胸襟を開いてくれます。何よりもそうしていた方が疲れなくて済むという特典がありました。自分が損をして相手が喜ぶのならそれはそれでいいという開き直りは気分が良いものです」と答えておいた。

 投資は独りで行う孤独な作業であり、儲けても損をしてもそれを人と分かち合うと、儲けた時は人からそねまれ、損した時は人からあざけりを受ける。そんなことなら話さない方が良い。お金持ちが俺は金持ちだとひけらかすほど、聞いていて嫌なことはない。密かに儲けて誰にも言わないというのが投資であろう。

 但し、投資には必ず後見人が必要である。話が矛盾するようであるが、バックオフィスと呼ばれる投資家を影から見守る存在は必ず必要で、暴走を制御してくれる。バックオフィスには建玉を無条件に落とす権限を持たせねばならない。単なるアドバイザーであれば、投資家は身ぐるみはがれるまで投資を続けるものである。投資収益を管理する人は必ず必要である。

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