10月初旬の米中閣僚級貿易協議が大きなポイント

 東京ゴムRSS3号は先週、久しぶりに波乱を演じた。具体的に見ると、17日は期近3本が前日比6円高から7円70銭高、期先3本は同2円40銭高から3円60銭高となり、サヤ関係は同ザヤから若干とはいえ逆ザヤへ転換。

 更に、先週末の20日には期近3本が同1円50銭安から3円80銭安、期先3本が同5円40銭安から9円60銭安と大きく下げて逆ザヤを拡大したと思えば、一転して切り返し、下げ幅を埋める動きを見せた。

 今回のこうした波乱は商いが極めて薄いなか、小口玉で価格だけが大きく動いてしまったようだが、これによって、市場のムードは、『果して、今後、どのように動くのか…』と気迷いの声も散見された。

 ケイ線(日足)を見ると、20日の先限は長い下ヒゲをつけており、目先的には戻りを演じる可能性もあるが、9月17日の173円90銭、8月19日の174円40銭を抜いて180円を目指すには材料不足であることは間違いない。

 タイRSS3号の輸入採算が180円ほどであり、採算と同値まで上昇するような環境でもなかろう。

 さて、目先のポイントは何といっても、9月限納会がどうなるか。24日(火曜日)に納会するが、先週19日時点の当限の取組高は672枚(3,360トン)と多い。納会当日に一気に玉整理が進むのか、それともまとまった受け渡しになるのか見当がつかない。

 ただ、市場の一部で、『強気筋が400枚前後現受けするのでは…』との噂も流れているが、10月限との逆ザヤが解消されないと、現受けも難しい。7月限の受け渡しが124枚、8月のそれが114枚と少量にとどまったのは取引所の監視強化、一方で強気筋が自粛した結果といえるが、常識的には今月も強気筋がまとまった現受けに出るのは難しいと思えるが、果してどうなるか。

 とりあえず、高納会であれば10月限以降にプラス、安納会であればマイナスに働くと予想する。

 当面は、前述したように、9月限納会の結果がどうなるか、そして、もう一つ、10月初旬に予定されている米中閣僚級貿易協議の行方がポイントになる。トランプ米大統領のいう、『貿易を中心とした“暫定合意”』にこぎつけることが出来れば、原油、白金、ゴム、穀物にとっては強材料ともなるが、それもダメとなると、米中貿易協議の合意は遠ざかり、世界景気後退懸念の再燃で国際商品全面安となる恐れもあるので、その成り行きから目を離せない。
 

 

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