サウジの原油輸出の60%は東アジアとインド向け

原油(WTI先物)反落。サウジの石油施設への攻撃による上昇がやや一服したことなどで。62.14ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの高止まりなどで。1,506.05ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。20年01月限は12,060元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。19年11月限は489.9元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで571.85ドル(前日比0.45ドル縮小)、円建てで1,955円(前日比13円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(9月17日 18時28分頃 先限)
5,197円/g 白金 3,242円/g 原油 41,130円/kl
ゴム 172.2円/kg とうもろこし 23,670円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジの原油輸出の60%は東アジアとインド向け」

9月14日(土)、サウジの石油施設がドローンによる攻撃を受けたと、サウジの国営石油会社サウジアラムコが公表しました。

この件について、イランに支援を受けているとみられるイエメン(サウジの南側に隣接)の武装組織フーシ派が犯行声明を出しました。

この影響で、エネルギー相に就任したばかりでサルマン国王の息子であるアブドルアジズ王子は、原油生産能力の半分、日量およそ570万バレルもの生産が停止したと発表しました。

世界の石油供給に甚大な被害が発生することが懸念される中、IEA(国際エネルギー機関)は“十分な量の商業在庫がある”としました。

また、米エネルギー省は“非常事態のために備えた戦略石油備蓄を必要なら放出する用意がある”と報じ、トランプ大統領は“検証結果次第で臨戦態勢をとる”としながら“必要に応じて戦略石油備蓄の放出を承認する”などとツイートしました。

IEAは、備蓄は潤沢にある、米国は戦略備蓄を放出する用意がある、としており、今回の事件が直ちに世界の石油供給に大きな影響が及ぶことはないとの見方を示しました。

しかし、在庫が潤沢である話は“世界全体の”“計算上の”話です。

重要なことは、サウジが具体的にどの国に原油を売ってるのかということで、部分的には、サウジから原油を買っていた国々が目先、供給に影響が及ぶ可能性があります。

UNCTAD(国連貿易開発会議)のデータによれば、2017年の金額ベースで、サウジの原油輸出において、東アジアとインドへの輸出が全体のおよそ60%に達しました。

部分的には、今回の事件によって、この地域で供給が減少する懸念があると筆者は考えています。

図:サウジの相手国別原油輸出シェア(金額ベース) (2017年)

出所:UNCTAD(国連貿易開発会議)のデータをもとに筆者作成

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