チャート悪化も、金の上昇基調は堅持へ

 5日の急落でNY金、銀、白金のいずれもチャートがかなり悪化しており、目先の天井形成の可能性も高まったといえる。NYダウの連騰によって、貴金属市場からの資金引き揚げが加速したためである。

 特に、NY金の急騰に追随し、遅れて急伸したNY銀は大陰線を形成している。7月以降、20日移動平均線を下値にしての上昇トレンドを形成してきただけに、目先はその20日移動平均線のある17ドル台後半までの一段安を想定したい。7月下旬からの上昇幅の3分の1押しは18.18ドルだけに、18ドル前後での下値固めをみせるか注目される。

 NY金は5日の急落で、すでに20日移動平均線を下回っているが、8月23日の安値である1503ドルが当面の下値メドとみる。

 金・銀とも安全資産として買い進まれたが、10月に米中の通商交渉が開催されることになり、結果的に利食い売りに拍車がかかったといえる。ただ、米中の貿易摩擦の解消には程遠く、金・銀とも長期的な上昇トレンドに変わりないとみる。
 
図:NY金期近12月限日足と20日移動平均線
NY金期近12月限日足と20日移動平均線
 

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