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目先的に反発すれば、売り場を提供

 東京ゴムRSS3号は先週末から反発に転じた。米中貿易協議が今月上旬に再開されるとの見方、更には中国政府が新車販売の不振から北京市や上海市など主要都市で実施している自動車の購入規制を緩和、撤廃する方針を明らかにしたことがプラスに働いているものと思われる。

 ただ、今回の反発は、①東京市場では逆ザヤ相場が順ザヤ相場に転換した、②先限は6月7日の高値207円90銭から先週26日の155円40銭まで52円50銭も下落した、③日柄も2ヵ月半以上を経過した、④先週26日に155円40銭の安値を示現したが、日足では長い下ヒゲをつけた、⑤RSI(相対力指数)が30ポイントそこそこまで低下…などを理由に主にテクニカルによる反発と見るべきか。

 問題は今回の反発が出直り相場か、それとも、単なるアヤ戻しに過ぎないのか。ズバリ出直り相場にはほど遠く、後者の単なるアヤ戻しと見るべきだろう。

 そのアヤ戻しが安値から10円戻すか、それとも15円戻すかといったところで、大幅な戻りは期待しにくい。というのも、本欄で再三指摘しているように、強気筋が4月限納会以降で現受けした実弾が推定で8,000トン以上あるはずで、それが指定倉庫に保管されたままで、その重圧が続いているからだ。

 それどころか、タイ筋が手当した現物が指定倉庫に新たに入庫されて、8月20日現在の在庫は1万2,615トンと前旬比462トンも増えている。

 いずれにしても、強気筋が手持ちしている現物がどんな形でも良いから整理され、指定倉庫からまとまって出庫されない限り、期近限月の圧迫が続くと見るのが自然だろう。

 そうしたなかで9月限の取組は8月29日時点で1,403枚と10月限の971枚に比べて400枚以上も多い。9月限納会は24日(火)だが、連休が2週続く関係で納会までの立会日数は15日間しかない。

 恐らく、この玉整理過程で9月限は150円台を割る可能性も十分にある。

 特に、9月から強気筋が手持ちしている現物で供用期限切れ接近玉があるとの噂が根強く、それが還流されるかどうか注意深く見る必要がある。

 強気筋が大量に手持ちしている現物が中国に輸出されなければ、東京市場に還流するしかあるまい。実需筋に直接、安値で売却される可能性が無いとはいえないが。
 

 

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