金相場、調整の行方は?

 NY金(12月限)は、8月13日には上下に長いヒゲを形成した後、調整局面入りとなっている。

 NY金(12月限)は、8月13日には上下に長いヒゲを形成した後、調整局面入りとなっている。13日のレンジ(1488.9ドル~1546.1ドル)放れ待ちの展開だが、上昇途上の中段の保合いとなるのか、それとも団子天井となって値幅調整となるのかを見極めようとする流れとなっている。

 放れのきっかけになりそうなのが、23日のジャクソンホールでのパウエル議長講演、24日から開幕する先進7ヶ国(G7)首脳会議(サミット)、そして、月内に予定されている米中首脳による電話会談。9月1日に対中関税の「第4弾」発動(一部は12月15日に延期)、9月11日には、香港で「一帯一路サミット(~12日)」が開催される。習近平国家主席が参加予定で、「逃亡犯条例」改正案を巡る抗議活動に対して、軍部隊の投入による鎮圧も辞さない姿勢を中国政府が示している。

 テクニカル面からは、心理的節目1500ドルの攻防以上に重要なのが、終値ベースでの8月13日の下ヒゲ安値(1488.9ドル)の攻防戦。これを割り込むと、多くのトレンドフォロー型シグナルに、既存の買いシグナルの手仕舞いが出る可能性。途転売りとなるのは、現段階では1412.1ドル~1400ドル割れで、ここまで下がる可能性は現段階では低い。

 NY金(週足)では、52週移動平均線乖離率が拡大して、短期的な買われ過ぎ感が意識されている。2016年7月の上昇時と同水準まで乖離率が拡大している。2016年の際は、ここから200日移動平均線を割り込む下落となった。

 2016年は米大統領選去年であったが、市場の大半の事前予想に反して、ヒラリー候補が負け、トランプ政策(大型減税・インフラ投資・規制緩和)に対する期待感から、金利上昇・ドル高、株高・金売りとなった。
 

 

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