底値形成には時間かかる

 東京ゴムRSS3号相場は先週も期近中心に下げて、当限が高く先限の安い、いわゆる逆ザヤ相場が急速に是正されている。一時、その逆ザヤ幅は55円強あったが、先週16日時点では6円ほどに縮小した。これは、期近で強気筋の玉整理が進んでいる結果と見て取れ、さほど時間をかけずに順ザヤ相場に戻る可能性が大きい。

 当面のポイントは何といっても8月限納会であり、来週26日の納会に向けて当限がどのように玉整理され、受け渡しがどれほどに達するか見守る必要がある。7月限納会は230円ちょうどで、6月限納会の233円40銭に近い価格で幕を閉じたが、しかし、受け渡しは124枚と6月限納会の306枚から半分以下に減少しており、これは、取引所の監視強化を映したものと思われる。

 目下、8月限は170円強で、7月限納会値230円に比べると60円弱の水準切り下げであり、これで、安納会を強いられるようだと、次限月の9月限も足を引っ張られる恐れもある。その場合は10月限も同様に足を引っ張られかねず、ナダレ現象で順ザヤ化の流れに移行するものと見られる。

 とにかく、7月16日時点で当限(7月限)が233円50銭、先限(12月限)が178円30銭で、双方の逆ザヤ幅が55円20銭あった。それが1ヵ月後の16日時点では当限(8月限)が172円、先限(2020年1月限)が166円40銭、その逆ザヤ幅が5円60銭まで縮小したのだから、9月に向けて順ザヤへと戻っても不思議はなかろう。

 逆ザヤを形成していたシンガポールRSS3号相場はすでに順ザヤへと戻っており、東京ゴムRSS3号相場だけが逆ザヤというのも、おかしな話といえまいか。

 いずれにしても、米中貿易戦争の長期化見通しを背景にニューヨークダウが急落、それが世界に波及するなど景気後退懸念を強めて、金以外の原油、白金、ゴムなどは売られやすい環境にあるようだ。

 金が高ければ他商品は売られるような状況になっており、それに逆らうのはどうだろうか。

 ゴムや原油はRSI(相対力指数)が下値警戒ラインの30%前後まで低下、弱気に傾き過ぎているため目先的には反発に転じようが、ゴムに限っていえば単なるアヤ戻しで、そこは絶好の売り場と見るが…。
 

 

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事