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“金融相場”が原油相場に与える影響

金反発。ドルインデックスの反落などで。1427.85ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。9月限は10635元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。9月限は444.1元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで542.5ドル(前日比4.0ドル拡大)、円建てで1894円(前日比7円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(7月30日19時30分頃 先限)
4968円/g 白金 3074円/g 原油 40500円/kl
ゴム 177.1円/kg とうもろこし 24440円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“金融相場”が原油相場に与える影響」

前回は「原油市場が“金融相場化”する可能性を考える」として、需要と供給に関わる材料だけでなく、通貨の強弱や金利の上下が原油相場に与える影響について、筆者の考えを書きました。

今回は「“金融相場”が原油相場に与える影響」として、具体的に、金融相場時に、原油価格がどのような条件時に変動するのかを考えてみます。

キーワードは、以下の表の左のとおり“通貨の強弱”“金利の上下”の2つです。

世界の原油価格の指標である米ドル建ての原油は米ドル建てで取引されます。

“通貨の強弱”について、米ドルが弱くなれば、ドル安 → 他の通貨建ての原油に対して、米ドル建て資産である、米ドル建て原油に割安感が生じる → 米ドル建て原油価格上昇 というシナリオを描くことができます。

また、“金利の上下”について、米ドル金利が下がれば、米ドル金利低下 → 米ドルの他の通貨に対する資金調達コストが低下 → 米ドル建ての原油調達が進む → 米ドル建て原油価格上昇 というシナリオを描くことができます。

“通貨の強弱”について米ドルが弱くなった場合、そして“金利の上下”について米ドル金利の金利が下がった場合、つまり、上記に示したこれらの2つのケースの共通点は、FRBによる金融政策における「緩和的措置」である、ということです。

米国の金融緩和が、ドルの強弱、金利の上下の両面から、原油価格の上昇要因になり得る、と考えられます。

逆に、金融引締めは原油相場の下落要因になり得ると言えます。

また、金融相場と需給相場の関係において、どちらか一方だけがその時の相場の動向を左右するわけではありません。

このため、引き続き、従来からの原油相場の変動要因である、中東情勢、OPEC減産、などの“需給相場”の材料にも注目が必要です。

需給だけで説明がつきにくい状況の時、その時が金融相場にある、と考えることが必要だと思います。

図:金融相場時におけるドル建て原油価格の傾向
金融相場時におけるドル建て原油価格の傾向

出所:筆者作成

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