パーミアン地区、まずはイラク超えか?

原油(WTI先物)反発。主要株価指数の反発などで。55.87ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1441.0ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。9月限は10715元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。9月限は431.4元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで579.6ドル(前日比1.4ドル拡大)、円建てで1998円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(7月19日17時30分頃 先限)
4972円/g 白金 2974円/g 原油 39020円/kl
ゴム 185.6円/kg とうもろこし 24910円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「パーミアン地区、まずはイラク超えか?」

今回は「パーミアン地区、まずはイラク超えか?」として、比較的生産量が近い、パーミアン地区(米シェール主要地区で最も原油生産量が多い地区)とイラク(OPEC加盟国の中で2番目に原油生産量が多い国)を比較します。

EIA(米エネルギー省)は、全米に7つ、シェールの主要地区があるとしています。パーミアン地区はその7つのうちの1つで、同省のデータによれば、同地区の原油生産量は日量およそ413万バレルです。(2019年6月時点)

また、イラクの原油生産量は日量およそ475万バレルで、OPEC加盟国14カ国中、2番目に多い状況にあります。1番目はサウジで日量およそ1010万バレルです。(EIAの短期見通しより 2019年6月時点 2次供給を含まず)

以下のグラフは、パーミアン地区とイラクの原油生産量の推移を示したものです。(イラクは2次供給を含まず)

逆オイルショック後の2017年以降、パーミアン地区の原油生産量の増加が加速し、イラクの原油生産量に接近してきていることが分かります。

逆オイルショック時の原油価格の急落・低迷の中、ほとんど原油生産量が減少することなく推移し、同ショック後、急激に増加し始めました。

ショック時にシェール開発における技術革新が進んだこと、比較的生産効率が高い油井を開発できる同地区での生産集中が進んだことなどがあげられます。

イラクも、逆オイルショック時に生産量が増加していますが、これは、目先の外貨収入を維持するため生産量および輸出量を増やした(薄利多売のようなことを行った)ためだと考えられます。

以前「米シェールだけでサウジに肉薄する日が来る?」で、パーミアン地区の原油生産量がOPEC内生産1位のサウジに肉薄する可能性があることについて書きました。

まずは、OPEC2位のイラクを超えることが現実味を帯びてきたと言えそうです。

図:パーミアン地区とイラクの原油生産量(イラクは2次供給を含まず)
単位:百万バレル/日量
パーミアン地区とイラクの原油生産量(イラクは2次供給を含まず)

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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