米シェールだけでサウジに肉薄する日が来る?

原油(WTI先物)下落。イラン情勢の緊張緩和などで。57.70ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1406.45ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。9月限は10560元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。8月限は437.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで562.5ドル(前日比5.0ドル縮小)、円建てで1948円(前日比19円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(7月17日14時30分頃 先限)
4876円/g 白金 2928円/g 原油 40170円/kl
ゴム 179.7円/kg とうもろこし 25120円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールだけでサウジに肉薄する日が来る?」

前回は「パーミアン地区のリグ数減少はシェール開発停滞を示さない!?」として、米シェール主要地区の中で原油生産量が最も多い、パーミアン地区の稼働リグ数について書きました。

同地区のリグ数はやや減少傾向にありますが、これは、開発活動が停滞しているのではなく、同地区のインフラ等の都合によるものと筆者は考えています。

今回は「米シェールだけでサウジに肉薄する日が来る?」として、15日月曜日にEIAが公表したデータをもとに、シェール主要地区の原油生産量について書きます。

以下のグラフのとおり、米国のシェール主要地区の原油生産量は増加傾向にあります。

2010年ごろがシェールブームが起きた時と言われていますが、まさにその後、同地区の原油生産量は増加の一途をたどっています。

逆オイルショックと呼ばれた原油価格の急落・低迷により、開発活動が停滞し、2014年から2016年にかけて一時的に減少しました。

しかし、そこから息を吹き返し、2019年6月時点で日量およそ844万バレルまで増加してきました。逆オイルショック前のピークをはるかにしのぐ水準です。

9日火曜日に公表された同じ月の米国全体の原油生産量は日量およそ1219万バレルでした。

同月の米シェールは米国全体のおよそ69%の生産を占め、まさに、シェールが増えれば米国全体が増える、という図式になっています。

また、EIAによる米国全体の原油生産量の見通しでは、2020年12月、日量およそ1364万バレルに達するとされています。

69%というシェールの比率が変わらなければ、2020年12月時点で米シェール主要地区の原油生産量は日量およそ943万バレルに達する計算になります。

シェールだけで減産期間中のサウジに肉薄することになります。今後も、シェールの動向に要注目です。

図:米シェール主要地区および米国全体の原油生産量
単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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