パーミアン地区のリグ数減少はシェール開発停滞を示さない!?

原油(WTI先物)反発。主要株価指数の反発などで。59.72ドル/バレル近辺で推移。

金弱含み。ドルインデックスの反発などで。1415.85ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。9月限は10485元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。8月限は451.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで569.1ドル(前日比0.8ドル拡大)、円建てで1965円(前日比2円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(7月16日18時頃 先限)
4898円/g 白金 2933円/g 原油 41420円/kl
ゴム 177.6円/kg とうもろこし 25200円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「パーミアン地区のリグ数減少はシェール開発停滞を示さない!?」

今回は、米シェール主要地区の中で原油生産量が最も多い、パーミアン地区の稼働リグ数について書きます。

以下のグラフは、先週金曜日にベイカーフューズ社が公表した、同地区の稼働リグ数の推移を示したものです。

一般的に、稼働リグ数は原油相場の動向によって増減するとされています。

原油相場が上昇しているあるいは上昇しそうである場合、リグを稼働させて井戸を掘削し(開発の前工程)、その後、開発の後工程である仕上げを経て、数カ月後に始まる原油生産を糧に、投資資金の回収が始まります。

逆に原油相場が下落しているあるいは下落しそうである場合は、投資資金の回収見込みが立たないため、掘削、仕上げといった開発が停滞する傾向があります。

現在、パーミアン地区の稼働リグ数が減少していますが、これは原油相場と関係があるのでしょうか?

筆者は今回の稼働リグ数の減少については、原油相場の動向ではなく、パーミアン地区のインフラの許容量(キャパシティ)によるものであると考えています。

稼働リグ数の減少が顕著になった2019年1月以降、原油相場は一時65ドルを超えるなど、上昇する場面があり、原油相場の上昇と稼働リグの減少が同時に起きました。

稼働リグ数は独自の材料で減少した可能性が生じます。

グラフのとおり、シェールブームが本格化した2010年から2014年ごろまで、稼働リグ数は400基から500基近辺で推移しました。

パーミアン地区のパイプラインや石油タンク、業者が提供できる掘削のための機器に限界があり、同地区で一度に稼働できるリグは400基から500基程度と限られている可能性があります。

その意味では、現在のパーミアン地区のリグの減少は、同地区での開発活動が停滞していているわけではなく、インフラの都合で減少している可能性があります。

リグが減少しても、シェール開発の熱は冷めていないのかもしれません。

図:米シェール主要地区「パーミアン地区」の稼働リグ数 単位:基

出所:ベイカーフューズ社のデータをもとに筆者作成

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