トウモロコシの天候リスクを買う動きはこれから始まる

 米農務省が11日に発表した需給報告で、米国トウモロコシのイールドは166.0ブッシェルで、前月から据え置かれている。ただ、作付面積は6月末に発表された9170万エーカーが用いられたため、前月の8980万エーカーを大きく上方修正されたこともあり、机上の生産高予想は136憶8000万ブッシェルから138憶7500万ブッシェルに上方修正されている。

 供給増の影響で、期末在庫は16憶7500万ブッシェルから20憶1000万ブッシェルに上方修正され、事前予想の上限を上回ったこともあり、結果的にかなり弱い内容と評価され、発表直後のシカゴトウモロコシは急落。新穀12月限は9セント以上も急落し、4.3025ドルの安値を付けた。しかし、急落は一時的で、その後、大きく買い直され、結局、週明けの高値である4.48ドルを上抜く場面もみせるなど、急伸している。

 急伸のキッカケは小麦の急騰であり、需給報告で世界の小麦在庫が予想以上に下方修正されたため、異常気象による供給不安が改めて認識されることになったと考えられる。

 同様のことがシカゴトウモロコシ市場でもいえる。週明けに米コーンベルトの来週以降のホット&ドライ予報が好感され、一時急伸していたが、ここにきて、そのホット&ドライ懸念が再燃している。このため、トウモロコシ市場でも天候リスクを買う動きが再燃している。
 
CBOTトウモロコ期近12月限日足と20日移動平均線
 

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