週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比2.40ドル安の56.72ドル、ブレント原油は2.84ドル安の63.26ドルとなった。

 前週末の海外原油マーケットは、米中首脳会談を翌日に控え、また週明けにOPEC総会及びOPEC+会合を控える中でもみ合いの展開が続いた。ただ、終盤にかけては手仕舞い売りが相場を押し下げ、1ドル弱の下落となった。

 週が明けて1日は反発。29日の米中首脳会談では、途絶えていた通商協議を再開することで合意に至り、米国が対中関税の強化を見送ったことで世界的な景気減速がやや後退した。また1日にはOPEC総会が開催され、1月から実施している協調減産を来年3月末までの9カ月間延長することを決め、減産量も従来の枠組みを維持するとした。2日は一転し、大幅反落となる。この日、OPECとロシアなど非加盟国との会合が開かれ、協調減産を来年3月末まで続けることで一致。横ばい圏を保っていたが、その後利益確定の手仕舞い売りが優勢となりマイナス圏に転落、一旦下げ止まる場面も見受けられたが、引けにかけて再び売りが膨らみ、下げ幅はWTI、ブレントとも2ドルを超えることとなった。翌3日は、前日の急落を受けた買い戻しが入り反発となる。この日は5%近く急速に売られた反動から買い戻しの動きが優勢となった。また、米利下げ期待が強まる中で米株式が9カ月ぶりに最高値を更新し、原油にも買いが入った。またこの日発表された週間米国内石油掘削リグ稼働数が前週比5基減となったことも相場を支えた模様だ。EIA在庫統計では、原油在庫が前週比110万バレル減(予想:300万バレル減)となり売り圧力が強まる場面もあったが、引けにかけては再び買いが強まることとなった。なお4日は、米独立記念日の祝日によりWTIは休場、ブレントは薄商いの中小反落となっている。

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