OPEC総会の評価

原油(WTI先物)反発。OPEC総会後の利益確定などの売りが一巡した事などで。56.41ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1427.35ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)横ばい。9月限は11265元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。8月限は427.2元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで594.2ドル(前日比19.8ドル拡大)、円建てで2027円(始値比134円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(7月3日14時50分頃 先限)
4912円/g 白金 2885円/g 原油 39580円/kl
ゴム 184.5円/kg とうもろこし 24730円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足
 
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

今回は「OPEC総会の評価」として、昨日7月2日(火)まで2日間にわたり行われた、OPEC関連の会合について筆者の考えを述べます。

減産延長で合意したものの、原油相場は下落しています。足元、米中貿易戦争という大きな下落材料がありますが、筆者はOPECプラスの会合も、下落の一因になっていると考えています。

以下は一連の会合での決定事項です。

  • 6月末で期限が切れた減産を2020年3月末まで9カ月間延長
  • 削減幅は現行のルールを踏襲
    OPEC、非OPECともに2018年12月の総会で決定した“原則2018年10月比、日量合計およそ120万バレル削減”を踏襲
    サウジなどOPEC11カ国(減産参加国)の削減幅は日量81万2000バレル
    ロシアなど非OPEC10カ国の削減幅は日量38万3000バレル

  • OPEC・非OPEC閣僚会議でOPECと減産に参加する非OPECの協力宣言をコミットする憲章の草案を承認
  • 次回のOPEC定時総会は今年12月5日(木)、OPEC・非OPEC閣僚会議は今年12月6日(金)に開催(場所は同じウィーンのOPEC事務局)

 
これらの内容などから考えられる、今回の一連の会合が与える原油相場への影響については以下のとおりで、下落要因にあげた2点については以下のように考えています。

削減幅が強化されなかったことについては、個別国の削減幅の拡大、減産免除国を減産参加国にする変更、OPEC加盟国の追加など、削減量を増やす施策が示されず、期間延長だけでは力不足、サプライズなし、と捉えられ、下落要因となったとみられます。

協議が難航したことを示唆する出来事が起きたことについては、OPEC総会後の記者会見が予定時刻を4時間半以上が経過して始まり、合意事項の調整・協議が難航し、組織内に不安定さがあるとの見方が広がったため、下落要因となったとみられます。

一連の会合は、原油相場にとって上昇要因にも下落要因にもなったと筆者は考えています。

図:OPECプラスの会合が与えた原油相場への影響
OPECプラスの会合が与えた原油相場への影響

出所:OPECの資料をもとに筆者作成

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