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年内に中国黄金取引所の金価格がCOMEXに上場される

 CMEグループは今年の第4四半期に中国の金価格をベースとする先物取引を上場する。

 6月20日、世界で代表的な先物取引所の米国CMEグループは、上海黄金交易所(SGE)とSGEの金価格に基づく先物取引をドル建てと中国人民元建てで上場することで合意したと発表した。

 上海黄金交易所は金の現物取引所であり、Au99.99、Au99.95、Ag99.99、Ag99.9、Pt99.95等を上場しているが、CMEに対してライセンスを供与してShanghai Gold Benchmark PM(SHAU、上海ゴールド・ベンチマーク)をベースとする2通貨建ての先物取引をCMEグループのCOMEXに上場する。

 上海黄金取引所のベンチマークは人民元建てで1日2回、午前10時15分と午後2時15分に10行の中国銀行と、2行の外国銀行、合計12の銀行によって入札方式で取り決められている。更に6つの主に大手宝石商や金鉱山、貴金属貿易商からなる参考価格取引員という会員があり、中国のフィキシング価格に対するアドバイスやガイダンスを提供している。

 SHAUは99.99%以上の純度の1キログラムの金と決められている。ベンチマーク価格はSGEのプラットフォームで決められるすべての取引に対して、入札価格の指標として使われている。

 SHAUの契約はスポット(現物)契約である。(上海黄金交易所には限月の定まったT+Nという先物取引と、限月がロールーバーされるT+Dという先物契約があり、そちらの取引高の方が多い)

 このSHAUのスポット(現物)契約の特徴は、他の現物契約は価格と時間優先で決定されるのに対し、SHAUは市場における需給で価格が決定される。つまり、会員が買いたいあるいは売りたい数量と価格を提示し、その他の会員がそれを合意するか条件を変えることにより合意する価格と数量が決まる。

 SHAUの取引高は2016年の設立以来毎年増加しており、SHAUが契約に使われることが多くなっている。2017年ドバイ金・商品取引所(DGCX)がDGCX Shanghai Gold Futures(DSGC)を上場したがこれがSHAUのベンチマークが中国以外で使われた初めてのケースである。今年SHAUの契約は世界最大の先物市場に上場されることになる。

 上海黄金取引所は、他の取引所とも関係を持ち始めている。3月に中国の四つの金融機関と協同して、4つの金の裏付けのあるETFファンドを設立し、そのうち少なくとも9割のファンドは、SHAUの契約と直接関係を持っている。
 
上海黄金取引所の取引高
 

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