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初押し、買うべし(金相場)

 6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)をきっかけに、金相場は大幅上昇となった。NY金(期近つなぎ足)では、2015年のFOMCでの利上げ局面入り以降、抵抗線だった2018年4月高値(1365.4ドル)、2016年7月高値(1375ドル)を上抜け、踏み上げ相場となった。NY金(8月限)は、1442.9ドル(6/25高値)まで上値を伸ばしたものの、短期間に急伸した事に加えて、大阪G20での米中首脳会談を控えて、6月末にかけて様子見ムードが強まった。注目のG20では、米中閣僚級の貿易協議を再開する方針を確認。トランプ大統領は、中国製品3000億ドル分を対象とした制裁関税の発動を先送りする意向や、交渉が終わるまで華為技術(ファーウェイ)に関する決定を延期する可能性があることも示唆された。これを嫌気して、NY金は7月入りと共に調整となっている。昨晩は、心理的節目1400ドル~転換線を割り込み、下げ加速となった。NY金(8月限)の下値目途は、5月21日安値~6月25日高値までの上昇に対する38.2%押し(1378ドル)。

 週足一目均衡表で見てみると、これまでの抵抗線だった2018年4月高値(1365.4ドル)~2016年7月高値(1375ドル)が下値支持帯に変化している。交錯している基準線~転換線が1350ドル水準。7月末~8月初旬にかけて、変化が起こり易いと言われる雲のねじれが位置する。

 NYダウは史上最高値圏にあるものの、景気サイクルからは黄色信号が点滅している状況で、来年の米大統領選挙に向けて、金利引き下げなどで、株価下支え策をとってくると思われるが、ダウが終値ベースで、心理的節目27,000ドルを上抜かない限り、金の調整は限定的となろう。金と共に暗号資産が上昇しているのは、中長期的なドルの基軸体制の揺るぎを暗示していると見る。長らく続いた保合いを放れた後の調整は、相場格言にあるように「初押し買うべし」となりそうだ。
 

 

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