週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比4.5ドル高の56.83ドル、ブレント原油は2.16ドル高の64.25ドルとなった。

 前週末14日は前日起きたホルムズ海峡での2隻のタンカー襲撃を受け供給懸念が意識されたが株価の下落やドル高が圧迫し、上昇したものの小幅高に止まった。

 先週は安値持合いを上抜け反発局面へと転じた。週明け17日は中国の鉱工業生産の伸び率が低水準となったことや米ニューヨーク連銀発表の製造業指数が-8.6とゼロを大きく下回ったこと等、需要減速を想起させる格好で売りが優勢となった。翌18日は大幅に反発した。きっかけは米トランプ大統領がG20サミットで中国との協議に前向きな姿勢を示したことから株式市場が上昇し、原油においても米中摩擦の緩和期待から大きく値を戻す展開となった。翌19日は小幅に反落した。EIA統計にて原油が-310万B、ガソリンが-169万、留出油が-55万と内容は予想以上に強く、発表後上昇したものの、戻り売られる格好となった。前日の上昇幅が大きかった反動もあってか小幅反落となった。翌20日は大幅に反発した。東京時間に米国の無人機がイランによって撃墜と報道され、東京時間の上げ幅は小幅だったが、欧州時間、米国時間と後々材料視され急速に反発する展開となった。前週のタンカー攻撃における上昇は押し返されたが、米無人機撃墜等を受け混沌とした中東情勢が再び意識され上昇した印象である。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事