米シェールの開発関連指標を確認

原油(WTI先物)上昇。米国とイランの対立激化などで。57.27ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1393.75ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)弱含み。9月限は11735元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。8月限は439.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで587.9ドル(前日比2.3ドル縮小)、円建てで1978円(前日比15円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(6月21日16時40分頃 先限)
4786円/g 白金 2808円/g 原油 40330円/kl
ゴム 199.6円/kg とうもろこし 25630円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェールの開発関連指標を確認」

今回は、今週月曜日(17日)にEIA(米エネルギー省)が公表した、米シェール主要地区における掘削済井戸数と仕上げ済井戸数について書きます。

毎月一度、おおむね3週目の月曜日に公表される米シェール主要地区関連のデータには、同省が提唱する7つの地区における原油生産量、新規1油井あたりの原油生産量、稼働リグ数、掘削済・未仕上げ井戸数の他、そして今回取り上げる、掘削済井戸数、仕上げ済井戸数などが含まれています。

掘削済井戸数も仕上げ済井戸数も、探索・開発・生産という米シェールの生産までの工程の“開発”に関わるものです。

開発工程は、リグ(掘削機)を使って井戸を掘る“掘削”、掘削した井戸を原油の生産ができるようにする“仕上げ”に分かれます。掘削が前工程、仕上げが後工程です。

これらが済んだ井戸の数は、開発段階の動向を示すもので、増加すれば開発が活発に行われていることを、減少すれば開発が停滞していることを示します。

以下のグラフは掘削済および仕上げ済の井戸数の推移を示しています。

足元、掘削済井戸数がやや頭打ち感があること、仕上げ済井戸数が増加傾向にあることがわかります。

“仕上げ”については、探索から生産までの一連の流れの中で最も資金がかかる作業と言われています。

原油相場が採算が合わない水準であれば仕上げを行うことなく、放置しておくこともあります。

このような井戸をDUC(待機井戸:drilled but uncompleted)と言います。

仕上げ済井戸数が増加している、つまり多額の資金が投じられて開発が進んだ井戸が増えている、ということは、現在もしくは見通されている原油価格で採算が合うプロジェクト・企業があることを示唆していると言えます。

仮に、仕上げ済井戸数が減少しはじめたとき、原油価格も同時に下落していれば、おおむねその時の原油価格が、その時の米シェ―ル企業の採算ラインと判断することができそうです。

図:米シェール主要地区の掘削済井戸数と仕上げ済井戸数の推移 単位:基
米シェール主要地区の掘削済井戸数と仕上げ済井戸数の推移

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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