産油国会合の動向に注目!!

 WTI、ブレントとも20日に急伸し、取引中心限月であるWTI期近8月限は一気に57ドル台に水準を切り上げた。チャート上では、海外の石油市場が軒並みダブル底に類似した形となっており、WTI期近8月限では5月30日の高値である59.80ドルが目先の上値目標となる。

 海外石油市場の急伸のキッカケは、これまで低調だった米国のガソリン需要が好調だったためで、今後の需要改善に対する期待も膨らみ、NYガソリンも急伸している。ガソリンの需要が改善すると、米国の製油所稼働率はさらに向上し、結果的に、原油在庫の取り崩しにつながる。

 また、米国の原油生産が2週連続で減少したことも、米国の原油の供給過剰の後退につながり、WTIは大きく買い進まれたともいえる。

 注目は、25日、26日の産油国会合である。サウジとロシアのエネルギー相の協議が実質的に物別れに終わったこともあり、協調減産の延長の先行きは不透明である。ロシアは単独の増産転換を主張しているようで、サウジの協調減産の延長には合意できなかったとみる。会合の結論としては、①米国以外の産油国の協調減産の延長、②米国とロシア以外の協調減産の延長、③協調減産の見直しの3つのシナリオが考えられるが、現実的には②が有力である。もし、①となれば、WTI期近8月限は一気に60ドル台に乗せることも予想されるが、ロシアの増産意欲も旺盛だけに、難しい情勢である。
 
WTI原油期近8月限日足と20日移動平均線
 

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