将来的に、米シェールだけでサウジを超えることはあるのか!?

原油(WTI先物)上昇。延期であるもののOPEC総会が開催されることが好感されたことなどで。54.32ドル/バレル近辺で推移。

金強含み。ドルインデックスの弱含みなどで。1348.45ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。9月限は11745元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。8月限は425.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで546.1ドル(前日比1.1ドル縮小)、円建てで1860円(前日比26円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(6月19日大引け 先限)
4674円/g 白金 2814円/g 原油 39080円/kl
ゴム 202.7円/kg とうもろこし 25610円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)
東京原油 1時間足

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「将来的に、米シェールだけでサウジを超えることはあるのか!?」

前回は「“減産延長”“駆け込み増産”の準備ができた!?」として、先週14日にIEAが公表した減産順守率について書きました。

今回は、EIAの統計より、今週月曜日に公表された米シェール主要地区の原油生産量、および先週火曜日に公表された米国全体の原油生産量について書きます。

以下の図のとおり、米シェールも米国全体も、5月は過去最高に達し、かつ今後も増加することが見込まれています。

5月の具体的な生産量は、米シェール主要地区が日量837万バレル、米国全体は日量1217万バレルでした。

米国全体の原油生産量にしめる米シェール主要地区の割合は69%程度です。おおむね米シェールが増えれば米国全体が増える、という図式になっています。

EIAの見通しによれば、2020年12月時点で米国全体の原油生産量は日量1350万バレル程度とされています。

69%というシェール比率が変わらなかった場合、2020年12月時点で米シェール生産量は日量931万バレル、2019年5月に比べて日量94万バレルの増加(+11.3%)となるとみられます。

日量931万バレルは、減産期間中のため一時的に減少している2019年5月のサウジの原油生産量、日量969万バレルに近い値です。

もし仮に、これから2020年12月まで米シェールが増加し続け、サウジが減産を実施して生産量が増加しなかった場合、米シェールだけでサウジ1国に匹敵する生産規模になっている可能性があります。

引き続き、米シェールを含め、米国の原油生産量の動向に注視していきたいと思います。

図:米国全体および米シェール主要地区の原油生産量 単位:百万バレル/日量
米国全体および米シェール主要地区の原油生産量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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