“減産延長”“駆け込み増産”の準備ができた!?

原油(WTI先物)反発。52ドルの節目割れで買いが集まったことなどで。51.89ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1348.85ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。9月限は11860元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。8月限は413.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで552.5ドル(前日4.2ドル拡大)、円建てで1876円(前日比10円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(6月18日16時45分頃 先限)
4670円/g 白金 2794円/g 原油 37850円/kl
ゴム 200.1円/kg とうもろこし 25960円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“減産延長”“駆け込み増産”の準備ができた!?」

今回は、IEAが公表したOPECプラスの減産順守率について書きます。

IEAは毎月、自身が公表する原油生産量をもとに、減産順守率を公表しています。

OPECと非OPECそれぞれ分けて公表されており、5月はOPECが133%、非OPECが169%でした。

減産順守率は、予定した削減量に対してどれだけ削減したかを示す値で、100%を超えれば減産順守となります。

133%は削減予定量の1.33倍の量を削減していることを意味します。

予定した削減量とは、昨年12月のOPEC・非OPECの閣僚会議で合意し、2019年1月から始まった減産ルールに基づく量です。

5月、OPEC側は3月の153%に次ぐ2番目、非OPEC側は1月以降最高となる169%となりました。

昨年12月の合意内容と、OPEC側、非OPEC側それぞれの減産順守率を用いて推計したOPECプラス全体の5月の減産順守率は、1月以降の最高となる145%となりました。

高い減産順守率があれば、昨年同様、減産順守率を100%までさげる、という減産緩和をし、限定的な増産をしながら、減産を続けることができます。

増産をする意図は、来年2020年1月以降の減産を開始することを意図した“駆け込み増産”をするためだと考えています。

“駆け込み増産”をする意図は、2020年1月以降も減産を継続するためです。

あらかじめ生産量の基準を高くして減産を決定したほうが、生産量を大きく減らさずにすみます。

減産を継続する意図は、原油価格を上昇させること、そしてOPECプラスをさらに大きな国際的な組織にし、原油価格の決定権をさらに強く握ること、などが考えられます。

“高い減産順守率”が達成できているため、来週25日、26日の産油国の会合が予定どおり開催されれば、昨年同様、減産順守率を100%まで引き下げるという決定が下されると筆者は考えています。

図:OPECプラスの減産順守率

出所:OPECのデータをもとに筆者作成

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