世界の石油消費量、下方修正

原油(WTI先物)反落。世界の石油消費量の見通しが下方修正されたことなどで。51.80ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1341.25ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。9月限は12190元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。7月限は423.0元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで524.5ドル(前日比7.5ドル拡大)、円建てで1781円(前日比9円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(6月12日17時45分頃 先限)
4645円/g 白金 2864円/g 原油 38310円/kl
ゴム 204.6円/kg とうもろこし 25120円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「世界の石油消費量、下方修正」

前回は「注目のOPEC総会までのスケジュールを確認」として、今月26日のOPEC・非OPEC閣僚会議までの原油市場の主なスケジュールを確認しました。

今回は、昨日(6月11日)に米エネルギー省(EIA)が公表した短期見通しに収録された、OECD石油消費量に注目します。

2019年(年ベース)のOECD石油消費量が減少する見通しであるとEIAが公表したと報道されていますが、これに関連し、昨日(6月)と先月(5月)に公表された2019年の月次ベースの実績値および見通しのデータを比較します。

昨日(6月)と先月(5月)に公表された月次ベースのOECD石油消費量を比べると、2019年2月のデータにおいて実績値が下方修正されました。

また、2019年5月のデータにおいて、実績値が見通しを下回りました。

これらの実績値の下方修正が、2019年通年のOECD石油消費量の見通し引下げの要因になっていると考えられます。

米中貿易戦争の激化をはじめ、メキシコと米国の貿易摩擦の激化懸念、米国によるイランやベネズエラの制裁、など、世界の貿易・交易におけるバランスが崩れる懸念が拡大している点が、OECD諸国の石油消費量の下方修正につながっていると考えられます。

中国も、メキシコも、イランもベネズエラも、対峙しているのはトランプ大統領率いる米国です。

また、メキシコ、ベネズエラは近隣国ということで、両国に対して属国化に近い強い影響力を米国が有する懸念もあります。

このように考えれば、世界全体の貿易や交易の枠組みにおける懸念は、遠のくのではなく、高まる方向に進んでいるとみられます。

その意味では、世界の石油消費量の実績値は見通しが、来月以降も下方修正される可能性があります。

毎月2週目の火曜日前後に公表されるEIAの月次短期見通しに、引き続き注目したいと思います。

図:OECD諸国の石油消費量 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)データをもとに筆者作成

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