週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比2.86ドル安の53.25ドル、ブレント原油は3.56ドル安の62.46ドルとなった。

 前週末の海外原油マーケットは急落。トランプ米大統領のメキシコに対する関税発表で貿易摩擦が懸念されたこと、中国の製造業購買担当者指数が悪化し景気減速懸念が高まったことを受け、市場にリスク回避姿勢が拡がった。同米大統領はメキシコが米国への不法移民流入を止めるまで米国はメキシコからの輸入品に関税を課すと表明、問題が解決しなければ最高25%まで引き上げるとし、景気減速懸念が高まることとなった。

 週明け以降も、弱い流れは続く。3日は週末の急反落を受けて買いが先行したものの、戻りを売られる格好となり小反落。ノルウェーでの石油産業労働者がストライキ予定との報も、相場を押し上げるには至らなかった。4日は、米株式の上昇につられ5営業日ぶりに反発した。序盤は安値圏でのもみ合いとなっていたが、パウエルFRB議長の講演をきっかけに、市場では利下げ期待が拡大、金融緩和が引き続き景気を下支えるとの見方から米株式が大幅上昇し、原油もつれ高となった。5日は一転し、急反落。EIA在庫週報にて原油在庫の大幅な積み増しが示され、大幅反落となった。米原油在庫は前週比680万バレル増加(予想:80万バレル減少)と大幅な積み増し、またガソリン在庫も320万バレル増加(同60万バレル増加)、留出油在庫は460万バレル増加(同50万バレル増加)と、いずれの油種も予想を大幅に上回る積み増しとなり、売りが加速した。さらに、対ユーロドル高進行も、圧迫要因となった模様。6日は、反発。米国がメキシコに対する関税先送りを検討しているとの報道を受け景気後退懸念が後退、米株式市場が堅調に推移したことに連れ高となった。

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