メキシコ湾の原油生産量が増加傾向にあった

原油(WTI先物)下落。米中貿易戦争の激化などで。52.84ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの弱含みなどで。1338.65ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。9月限は12125元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。7月限は425.0元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで511.0ドル(前日比1.4ドル拡大)、円建てで1742円(前日比6円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(6月5日17時30分頃 先限)
4634円/g 白金 2892円/g 原油 38320円/kl
ゴム 195.4円/kg とうもろこし 25240円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「メキシコ湾の原油生産量が増加傾向にあった」

前回、「サウジ、44年ぶりに米国をNo1と認める!?」として、OPECが6月3日に公表した年次データから、サウジ、ロシア、米国、世界三大産油国の原油生産量について注目しました。

今回は、5月31日に米エネルギー省(EIA)が公表した月次統計から、メキシコ湾の原油生産量について注目します。

EIAの統計では、米国の原油生産量を“アラスカとハワイを除く48州”、“メキシコ湾”、“アラスカ”の3つに分類する統計があります。

シェール革命が起き、2010年ごろから急激に生産量が増加した米国のシェール主要地区の原油は“アラスカとハワイを除く48州”に含まれます。

48州の生産量が急増したため、米国全体の原油生産量が増加した、という印象が強いように感じます。

しかし、米国全体の原油生産量が増加している背景には、以下のグラフのとおり、“メキシコ湾”の原油生産量の増加も寄与していたことがわかります。

2005年と2008年の2度、一時的に急激に生産量が減少したことがありますが、これは大型ハリケーンがメキシコ湾の油田地帯を直撃したためです。

ただ、それ以降は徐々に増加傾向にあり、2018年11月には1983年以降最高となる、日量193万4000バレルの生産が行われました。

EIAの別の統計では、2019年5月にも日量200万バレルに達するとの見通しが出ています。

2019年4月時点で、米国全体の原油生産量(日量1219万バレル)に占める各生産地区のシェアは次のとおりです。

アラスカとハワイを除く48州:79.6%
(うちシェール主要地区は全体の約68.4%)
メキシコ湾:16.1%
アラスカ:4.3%

圧倒的に48州が大きいですが、徐々に増加しつつあるメキシコ湾の生産量のシェアも決して小さくないことに留意したいです。

図:メキシコ湾の原油生産量 単位:千バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータをもとに筆者作成

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