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サウジの“駆け込み増産”始まる!?

原油(WTI先物)下落。米原油生産量の増加などで。55.50ドル/バレル近辺で推移。

金上昇。ドルインデックスの下落などで。1294.25ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。9月限は12250元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。7月限は447.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで501.7ドル(前日比8.7ドル拡大)、円建てで1736円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月31日17時50分頃 先限)
4521円/g 白金 2785円/g 原油 40880円/kl(5番限)
ゴム 194.8円/kg とうもろこし 25520円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「サウジの“駆け込み増産”始まる!?」

前回、「イランの原油輸出量はゼロにならない!?」として、目下行われている米国によるイラン石油制裁において、仕向地不明の原油の輸出量が増えていることについて書きました。

今回は、海外主要メディアが本日公表した5月のOPECの原油生産量のデータから、サウジの原油生産量に注目します。

以前の「サウジ、駆け込み増産の準備完了!?」で書いた通り、サウジは昨年5月から11月まで、原油生産量を急増させていました。

筆者は、この急増は2019年1月以降の減産継続のための“駆け込み増産”だったと考えています。

現在の減産は、原則2018年10月を基準に削減幅が決められています。

サウジは駆け込み増産によって生産量を大幅に増やし、高い基準値を作りました。

そしてこの高い基準値から削減幅を設定し、減産を実施しています。

結局、駆け込み増産前(2018年5月)と現在(2019年5月)の生産量はあまり変わりません。

しかし、サウジは減産にきちんと取組んでいることになっています。

本日公表されたサウジの原油生産量のデータをみると、昨年同様、徐々に増加してきていることが分かります。

いよいよ駆け込み増産が始まった可能性があります。駆け込み増産を行う目的は、目先の収入増加もありますが、最終的には2020年1月以降の減産継続だと考えられます。

このことを前提に考えれば、次回のOPEC総会で、減産順守率を引き下げて限定的な増産ができるようにして減産を継続する、という昨年同様の決定をする可能性があります。

そしてサウジは、駆け込み増産に励み、今年10月まで生産量を増加させると筆者は考えています。

市場は、昨年同様、サウジの増産は材料視せず、OPECが減産を止めずに継続している点を材料視する可能性があります。

図:サウジの原油生産量 単位:百万バレル/日量

出所:海外主要メディアのデータをもとに筆者作成

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