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強気主導の相場が続く背景!?

 東京ゴムRSS3号は先週末には再び反発、6、7月限が210円台に乗せるなど、一部の限月を除いて一代の高値を更新する強さを示した。特に先週は期先が193円50銭まで切り返す一方で、当限も209円まで上昇、先限との逆ザヤ幅が17円ほどに拡大した。

 なかでも、驚いたのは先週後半に米中貿易摩擦激化を背景にニューヨーク原油が57ドル台まで急落、ニューヨークダウの急落が各国に広がるなかで、東京ゴムは気持ち悪いほど冷静で、先週末には各限月が上昇するなど、他商品とは違う動きを展開した。本来であれば、23日の上海ゴムが急落し、それを嫌気して東京も急落するかに見えたが、それにソッポを向いたのには、またまた驚いた。

 これほど、東京ゴムの地合が強いのは、やはり、何らかの力が働いているからで、そのことは“期近高の期先安”で読み取ることが出来よう。

 これまでも本欄で何度も述べたことだが、『1万3,000トンもの東商取(東京商品取引所)ゴム指定倉庫在庫がありながら、なぜ、期近中心に高いの…』との声もあるが、それは在庫の多くが一部筋に偏在し、しかも、その現物が動かないために、新たにタイ産地から現物を持ち込もうと思っても、入庫するスペースが少ないからというしかない。

 いずれは、在庫した現物は、①中国に売却される(逆輸出)、②実需筋に売却される、③東京ゴム先物に売りヘッジされる…の三つになろうが、もし、③となると、いずれは、東京市場が現物還流の重圧で値崩れすることになろうが、まだ、それをいうタイミングではない。

 市場の一部では、『強気中国筋に代わってタイ筋の買い玉が5月限から8月限にはわされているのでは…』との噂もあるが、それは、期先(9月限及び10月限)に比べて、5月限から8月限が高く、逆ザヤ相場を形成しているからだ。

 超目先のポイントは27日(月)の当限納会がどうなるか。当限の取組高は23日時点で111枚と少ないが、実際の受け渡しはかなり多くなる見通しにある。それにしても、タイ筋の納会での現受けが今後も続くとなると、期近中心に強張って逆ザヤ状態が長期化することが予想される。昔から、『逆ザヤに売りなし』といわれるだけに、弱気筋も売り攻勢をかけにくく、引き続き強気主導の相場展開が予想されると見たい。
 

 

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