増加に転じているOECD石油在庫の言及は減算継続の布石!?

原油(WTI先物)反落。米石油在庫が増加したことなどで。62.58ドル/バレル近辺で推移。

金横ばい。ドルインデックスが小動きであることなどで。1273.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。9月限は12055元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。7月限は503.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで461.9ドル(前日5.6ドル拡大)、円建てで1626円(前日比15円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月22日13時30分頃 先限)
4513円/g 白金 2887円/g 原油 45910円/kl
ゴム 192.5円/kg とうもろこし 24240円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「増加に転じているOECD石油在庫の言及は減算継続の布石!?」

前回、「減産監視委員会の主な活動履歴」として、OPECプラスに重要な方針について勧告を行う減産監視委員会について書きました。

今回は、5月19日(日)の減産監視委員会の際、OPEC事務局とJTC(共同技術委員会、減産監視委員会と同様、OPECプラスの配下組織)に対して見通しの分析が要請された、石油在庫について書きます。

OPECプラスは、2017年1月の協調減産開始当時から、OPECは世界の石油需給バランスを安定化させることを目的とした組織で、実施している原油の減産は、過剰に積み上がった石油在庫を削減させることを目的の一つとしている趣旨の発言をしてきました。

石油在庫とは具体的にはOECD石油在庫のことで、過去5年平均まで減らすとしています。

この数カ月間、OPECプラスの要人の発言やプレスリリースの中に、石油在庫の話はほとんど見られなかったと感じています。

以下のグラフのとおり、2018年の前半には、目標としていた過去5年平均を下回っていたためだと考えられます。

しかし、5月19日の減産監視委員会では、石油在庫の見通しについて分析するよう、要請がありました。

なぜ、このタイミングで石油在庫について言及がなされたのでしょうか。

確かに過去5年平均を下回っているものの、石油在庫の絶対量で言えば、まだ逆オイルショックの急増前の水準よりも多い状況にあります。

石油在庫についての言及は、まだ急増前よりも多い → さらなる削減が必要 → そのために減産継続が必要、というシナリオを描くため、つまり、(おそらく6月24日、OPEC総会の前日に行われるとみられる)次回の減産監視委員会で、減産延長を勧告するための布石と、筆者は考えています。

6月2週目以降に、各専門機関が5月の石油在庫を公表します。注目したいと思います。

図:OECD石油在庫の推移 単位:百万バレル

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者推計

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事