週刊石油展望

 先週末のWTI原油は先週比0.86ドル高の62.98ドル、ブレント原油は1.87ドル高の72.67ドルとなった。

 前週末の海外原油は小幅続落。米国が中国からの輸入品2000億ドル分についての関税を10%から25%に引き上げたことから株安、原油安の流れとなったが、イランが核開発プログラムの一部を再開する方針を示したことで、ボルトン米大統領補佐官は対イランの軍事行動を示唆する声明をだした。これを受け地政学リスクが高まり、原油相場は安値からは買い戻される動きとなった。

 先週の原油相場は米中貿易摩擦の再開を懸念して弱含みで始まったものの、その後はイラン問題を含め中東の地政学リスクの高まりから下値を切り上げる展開となった。週明け13日は続落、米中通商協議が不調に終わり、両国が敵対的な関税引き上げを再開したことからNYダウが600ドル以上値下がりしたことを嫌気した。翌14日は反発、サウジの石油施設にイエメンのフーシ派武装勢力が爆発物を搭載したドローンで攻撃したことから中東の緊迫感が増大した。15日は続伸、中東の地政学リスクの高まりに加え、EIA統計で米原油在庫は543万Bの増加となったものの、米原油生産が2週連続で200万B減少となったことや、ガソリン在庫の減少を好感して買いが活発となった。16日も中東情勢の悪化やNYダウの堅調な動きを受け続伸となった。

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