IEAは、4月の非OPECの減産順守率を1月以降の最高とした

原油(WTI先物)反落。主要株価指数の反落などで。63.03ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1286.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。9月限は12205元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。6月限は512.0元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで458.6ドル(前日6.0ドル拡大)、円建てで1608円(前日比5円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月17日17時頃 先限)
4527円/g 白金 2919円/g 原油 46030円/kl
ゴム 192.4円/kg とうもろこし 23820円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「IEAは、4月の非OPECの減産順守率を1月以降の最高とした」

今回は、5月15日(水)にIEA(国際エネルギー機関)が月次レポートで公表した、OPECプラスの4月の減産順守率について書きます。

IEAは4月の減産順守率は、OPEC側が131%、非OPEC側が151%だったとしました。

以下の図のとおり、これらの減産順守率をもとに推計した、4月のOPECプラス全体の減産順守率は137%でした。

昨年4月の減産順守率は、以前の「減産参加国の原油生産量と減産順守率」のグラフで示したとおり、2017年1月の協調減産開始後の最高となる152%でした。

前年同月比でやや低いものの、4月は、減産しなければならない量の1.37倍の量を減産したことになります。

このまま減産順守率に変動がなければ、昨年同様、6月のOPEC総会で“減産順守率を100%に引き下げる”決定がなされ、減産を継続しながら限定的に増産ができるようになった場合、日量およそ40万バレルの“増産”ができる計算になります。

いよいよ明後日(5月19日)、サウジでに共同減産監視委員会(JMMC)が行われます。その際、JMMCとしてはじめて、3月と4月の減産順守率を公表するとみられます。

JMMCは1月の減産順守率を83%、2月を90%としていました。IEAと同じ傾向であれば、3月、4月と、徐々に上昇していくとみられます。

高い減産順守率が公表されれば、「サウジやロシアにとって“理想的な減産”が実施されようとしている!?」で述べたような“理想的な減産”がやりやすくなるため、2019年7月以降も減産を続ける可能性が高まります。

そして、本当に増産が実施されれば、その増産が2020年1月以降の減産をスタートさせるための“駆け込み増産”となる可能性もあります。

先ずは、日曜日のJMMCの公表データを待ちたいと思います。

図:OPECプラスの減産順守率 単位:千バレル/日量

出所:OPECおよびIEAのデータより筆者推計

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