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“思惑”と“実態”という切り口で、足元の原油相場の材料を確認

原油(WTI先物)反発。米国の原油生産量の減少などで。62.45ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1296.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)上昇。9月限は12250元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。6月限は506.5元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで446.8ドル(前日3.3ドル縮小)、円建てで1561円(前日比12円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月15日17時頃 先限)
4557円/g 白金 2996円/g 原油 45880円/kl
ゴム 193.0円/kg とうもろこし 23590円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「“思惑”と“実態”という切り口で、足元の原油相場の材料を確認」

今回は、足元の原油相場の材料を確認します。

今週はじめから報じられているとおり、サウジ国内のパイプラインへの攻撃、サウジ船舶への妨害行為などの具体的に発生した事象に加え、イランによる制裁対抗措置実施の懸念が高まっています。

また、OPECプラスが6月で終了する原油の減産を7月以降も継続する期待が生じていることも上昇要因になっているとみられます。

これらはいずれも“懸念”や“期待”の範囲を超えない“思惑”を掻き立てるものであり、具体的に原油生産量が減少したことがデータで確認できたり、減産継続が決定したわけではありません。

イランとベネズエラについては、米国の制裁や自国要因によって原油生産量が減少してきていることがデータで示されています。

下落要因ですが、米中貿易戦争の激化による輸出停滞・消費減少懸念、そしてトランプ大統領の原油高・OPECけん制への警戒感の2つについては、まだデータの公表や決定事項がない、“思惑”の域を超えない材料と言えます。

4月の米シェールオイル生産量が過去最高を更新し、米国全体の原油生産量の増加が止まっていないことについては、データで確認ができる材料と言えます。

このように見てみると、上昇・下落、ともに材料が存在し、かつ、それぞれに“思惑”とデータが示す“実態”が存在することがわかります。

この“思惑”と“実態”で分けてみた場合、どちらかと言えば“思惑”の方が強く材料視される傾向にあると筆者は考えています。

昨年の10月初旬から年末にかけて発生した急落の時のように、特異な動きになった場合は、“思惑”主導で動いてきた流れに加えて“実態”も相場に影響を与える展開になるとみられます。

材料を、上昇と下落に分けるだけでなく、“思惑”と“実態”に分けることもまた、重要だと筆者は考えています。

図:足元の原油相場の材料 (2019年5月16日時点)

出所:筆者作成

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