米シェール主要地区の原油生産量、数年後に日量1000万バレル超!?

原油(WTI先物)下落。米中貿易戦争の激化による消費減少懸念などで。61.23ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1300.25ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。9月限は11610元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。6月限は496.2元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで436.1ドル(前日10.7ドル縮小)、円建てで1524円(前日比10円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月14日13時頃 先限)
4568円/g 白金 3044円/g 原油 44630円/kl
ゴム 186.2円/kg とうもろこし 23220円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「米シェール主要地区の原油生産量、数年後に日量1000万バレル超!?」

前回、「減産順守率と原油生産量の関係」として、2017年1月から始まった協調減産における、減産参加国の原油生産量と減産順守率の推移を確認しました。

今回は、その減産の効果を薄めると度々報じられている、米シェール主要地区の原油生産量について書きます。

昨日(5月13日)、米エネルギー省(EIA)は、掘削稼働性レポート(Drilling Productivity Report)を公表し、米シェール主要地区の各種月次データを公表しました。

以下のグラフは、EIAが全米に7つあるとしているシェール主要地区の原油生産量の合計を示したものです。

2019年4月は日量合計832万バレルとなり、統計史上最高となりました。

2019年4月時点でシェール主要地区の原油生産量は全米のおよそ70%であり、シェールが増えれば全米が増える、という構図が鮮明になっています。

EIAが今月公表した、米国全体の原油生産量の見通しでは、2020年12月に日量1350万バレルに達するとされています。

仮に、2020年12月時点でも、シェールの比率が70%を維持していれば、同時点の米シェール主要地区の原油生産量は日量およそ945万バレルと計算できます。

この日量945万バレルが実現すれば、米シェール主要地区の原油生産量は、2019年4月比で日量およそ112万バレル増加することになります。

OPECプラスの減産が、今年7月以降も継続するかどうかに注目が集まっていますが、それは日量120万バレルを削減することが減産順守とする規模です。

米シェールが減産効果のすべてを相殺するわけではありませんが、やはり米シェールはOPECプラスの脅威であり続けると見られます。

引き続き、同レポートに(次回は6月10日公表)注目したいと思います。

図:米シェール主要地区の合計および米国全体の原油生産量
  単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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