減産にはげむOPEC11カ国と非OPEC10カ国の原油生産量を比較

原油(WTI先物)反落。米中貿易戦争の行方名が不透明なことなどで。61.95ドル/バレル近辺で推移。

金反落。米10年債利回りの反発などで。1285.55ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反発。9月限は11775元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)上昇。6月限は487.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで426.4ドル(前日7.4ドル縮小)、円建てで1499円(前日比変わらず)。価格の関係はともに金>プラチナ。

東京市場は以下のとおり。(5月10日17時20分頃 先限)
4527円/g 白金 3028円/g 原油 44940円/kl
ゴム 187.4円/kg とうもろこし 22920円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「減産にはげむOPEC11カ国と非OPEC10カ国の原油生産量を比較」

前回、「サウジ、駆け込み増産の準備完了!?」として2016年1月以降のサウジの原油生産量の推移を確認しました。

今回は、24カ国から成るOPECプラスの中で、減産に参加するOPEC側11カ国と非OPEC側10カ国、それぞれの原油生産量の推移に着目します。

以下のグラフの上段がOPEC11カ国、下段が非OPEC10カ国です。

全体的には、OPEC11カ国の方が非OPEC10カ国よりも生産量が多いことが分かります。

サウジとロシアの原油生産量が比較的拮抗しているため、これらのリーダー格以外の国々の生産量に差があることが分かります。

JODIのデータによれば、サウジの原油生産量は日量1013万バレル、ロシアは日量1066万バレルです(2019年2月時点)。

リーダー格に次ぐ国の生産量は、OPEC側がイラクの日量454万バレル、非OPEC側がカザフスタンの日量164万バレルです(2019年2月時点)。

OPECプラスが行っている協調減産の進捗を確認する際、生産量が多い国の動向が重要であるため、OPEC側では特にサウジ、イラク、それに続くクウェート(カザフスタンのおよそ1.6倍の生産量)、非OPEC側では特にロシアの動向に注目することが重要だと言えます。

また、OPEC側の生産量の増減の幅が非OPECよりも大きいという特徴があります。OPEC側の方がダイナミックに生産量が増減する傾向がある、ということです。

生産量のデータからは、OPEC側が協調減産の動向の鍵を握っていると言えそうです。

とは言え、ロシアの政治的な発言力の高さを考えれば、単純に生産量の動向だけで考えられる問題ではないとも言えます。

まずは目先、来週、OPECが5月14日(火)、IEAが15日(水)に、4月の原油生産量を公表します。引き続き、注目したいと思います。

図:減産に参加するOPEC11カ国および非OPEC10カ国の原油生産量 (非OPEC10カ国は筆推計)  単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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