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前回のイラン制裁時の中国向け原油輸出量に注目

原油(WTI先物)下落。米国の原油生産量・原油在庫の増加などで。64.94ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1281.95ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。9月限は11390元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。6月限は499.7元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで388.8ドル(前日0.1ドル縮小)、円建てで1402円(前日比2円拡大)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月26日14時頃 先限)
4589円/g 白金 3187円/g 原油 48490円/kl
ゴム 190.2円/kg とうもろこし 22820円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「前回のイラン制裁時の中国向け原油輸出量に注目」

前回、「イランは制裁に機動的に対応している!?」として、イラン石油制裁の動向と同国の原油生産量の変化について書きました。

今回は、前回の制裁時のイランの国別原油生産量を確認します。

前回の制裁時イランの原油生産量は2012年1月ごろから急減しはじめました。

減少は2013年初旬まで続き、イラン核合意締結となり2015年12月に制裁が解除されるまでの間、微増・横ばいとなりました。

この点から、2012年1月から2015年12月までが、前回の制裁で具体的にイランの原油生産量に変化が見られた期間と言えます。

以下のグラフは、当該期間における、イランの原油輸出量(国別)を推計したものです。

この5カ国の輸出量の合計は、イランの原油輸出量のおよそ7割を占めています。

この間、インド、日本向けが横ばい、韓国、イタリア向けが微減となっています。

一方、最も量が多い中国向けは増加しています。

中国を除く4カ国は、程度の差はあれ制裁を順守しようとした形跡がありますが、中国は制裁順守とは反対の行為をしていたことがわかります。

制裁の枠組みに入っていなかった可能性はありますが、やはり、インド、韓国、日本、イタリアといった世界の複数の主要国が制裁に参加している中で、大幅に輸入量を増やした当時の中国は、制裁順守の足並みを乱したと言えそうです。

猶予期限が到来し、来月初旬から“ゼロ”にするといわれている石油制裁が本格的に始まります。

今回は米国単独での核合意離脱・制裁実施であるため、ある意味、制裁順守は米国の施策に従順になることを意味します。

その意味では、米国と貿易や知財の面などで折衝中の中国が、米国の要請に応じて制裁に参加するのか?という疑問は残ります。

引き続き、国別の輸出量も含め、イラン制裁について注目していきたいと思います。

図:イランの原油輸出量(国別)  単位:バレル/日量

出所:UNCTADのデータより筆者推計

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