パーミアン地区の掘削活動は鈍化している!?

原油(WTI先物)反発。米国内の稼働リグ数の減少などで。64.00ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの頭打ち感などで。1277.90ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。9月限は11475元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反発。6月限は474.4元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで370.9 ドル(前日0.4ドル拡大)、円建てで1378円(前日比10円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月19日 大引け 先限)
4587円/g 白金 3209円/g 原油 47470円/kl
ゴム 188.5円/kg とうもろこし 23740円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「パーミアン地区の掘削活動は鈍化している!?」

前回、「実は下方修正されていた米シェール生産量」として、米国のシェール主要地区の原油生産量について、4月公表分の2月のデータが3月公表分の2月のデータに比べて下方修正されていたことを書きました。

増加傾向であることには変わりはないものの、その増加の度合が鈍化していることを示唆するものでした。

今回は、今後その鈍化を拡大させる可能性がある、足元で起きている事象について書きます。

米国全体の原油生産量のおよそ3分の1、シェール主要地区の原油生産量のおよそ半分にあたる日量約400万バレルが、米国南部のテキサス州とニューメキシコ州にまたがる「パーミアン地区」で生産されています。

以下のグラフはそのパーミアン地区における、掘削済井戸数と稼働リグ数を示したものです。

掘削済井戸数はリグを稼働させて掘削し終えた井戸の数で、稼働リグ数は井戸を掘削するために稼働している掘削機(リグ)の数で、どちらも掘削に関わる数値です。

シェールの開発段階は、前工程の掘削と後工程の仕上げの2つに分かれており、前工程の掘削が活発に行われれば、掘削済井戸数も稼働リグ数も増加することになります。

その点で言えば、現在のパーミアン地区は掘削の状況は活発とは言えません。掘削済井戸数、稼働リグ数、ともに横ばい直近では緩やかに減少に向かっているように見えます。

現在の掘削済井戸数、稼働リグ数は、逆オイルショック前の高水準だった時期(2014年前半)の水準を超えられずにいます。

昨年、パーミアン地区のパイプラインが不足しているという、同地区のインフラが限界に達していることを示唆する報道がありましたが、同地区のインフラの規模に対して、現在の掘削の規模が限界に達している可能性があります。

同地区での掘削活動が鈍化すれば、米シェール主要地区全体の原油生産量の増加の鈍化がより顕著になる可能性があります。

図:パーミアン地区の掘削済み井戸数と稼働リグ数  単位:基

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者推計

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