ロシア減産停止!? 改めて生産量を確認する

原油(WTI先物)反落。ロシアの減産停止示唆などで。63.25ドル/バレル近辺で推移。

金反落。ドルインデックスの反発などで。1286.65ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)下落。9月限は11685元/トン近辺で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)下落。5月限は465.6元/バレル近辺で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで394.1ドル(前日2.7ドル縮小)、円建てで1415円(前日比8円縮小)。価格の関係はともにプラチナ<金。

東京市場は以下のとおり。(4月16日18時頃 先限)
4606円/g 白金 3191円/g 原油 47020円/kl
ゴム 192.5円/kg とうもろこし 24040円/t

●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル)

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より

●本日のグラフ「ロシア減産停止!? 改めて生産量を確認する」

ロシアは24あるOPECプラスの国の中で、非OPEC側10カ国のリーダー的存在です。OPEC側のリーダー的存在であるサウジと同じくらい産油量が多く、双璧をなす存在です。

そのロシアが、減産の停止を示唆しました。現在の減産は6月までです。

停止を示唆した理由は、原油生産量が急増する米国の生産シェア上昇への対抗と報じられています。

筆者はシェアの件以外に、以下の3点も理由の一つになっていると考えています。

1.すでに2年以上に渡り協調減産を実施しており、ロシア国内の石油企業から増産を要請する声が上がっているため。

2.減産停止を示唆しておき、来月の減産監視委員会、あるいは6月のOPEC総会で急遽方針転換をして減産継続を支持し、市場にサプライズ感を与え、原油市場を上向かせるため。

3.7月以降も継続するかどうかの協議が水面下で始まっていると考えられるが、唐突に減産停止を宣言・決定するよりは、前もって停止を示唆し、市場に負のサプライズを与えないようにするため。

現在の減産を停止する発言をする役割は、現在の減産実施を決定した昨年12月に開催されたOPEC・非OPECの閣僚会議の前日、ロシアの大臣が一時的に自国に戻りプーチン氏と協議するという一幕があるなど、もともと現在の減産に消極的とも言える姿勢を見せていたロシアが適任。

ロシアの原油生産量は昨年の大増産以降、高止まりし、筆者の推計では3月の減産順守率は60%程度です。

これから本格的な減産が始まるのか、報道のとおり事が進み増産に転じるのか、ロシアの思惑を探る意味でも、引き続き、同国の原油生産量に注目していきたいと思います。

図:減産免除国3カ国の原油生産量 単位:百万バレル/日量

出所:米エネルギー省(EIA)のデータより筆者作成

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